辻直人選手とアーティストMUSASHIのコラボで生まれる新たな社会貢献活動「スリーピース」

社会貢献の新しい形「スリーピース」

日本のバスケットボール界で名を馳せる辻直人選手と、アーティストMUSASHIのコラボレーションが、新たな社会貢献活動「スリーピース」を通じて注目を集めています。本記事では、この魅力的な取り組みの詳細をお伝えします。

辻直人選手のプロフィール

1989年9月8日生まれの辻直人選手は、バスケットボール界のスター選手。日本一を経験した洛南高校や青山学院大学を経て、JBL・NBL優勝、天皇杯優勝、さらにはBリーグオールスターにも選出されるなど、その実績は輝かしいものです。現在は群馬クレインサンダーズに所属し、さらに多くのファンを魅了しています。

「スリーピース」の背景と目的

辻選手が提唱する「スリーピース」は、彼が大きなきっかけを得た2018年のある出会いから始まりました。闘病中の少年との交流を通じて、バスケットボールを通じた社会貢献の重要性を実感し、その想いから活動を立ち上げました。この活動のメインコンセプトは、試合で成功した3ポイントシュート毎に、3,333円を寄付として積立てるというものです。シーズン終了後には、入院中の子どもたちや児童養護施設へ寄付が行われ、バスケットボール用品も贈与される予定です。

「スリーピース」という名前には「ピースサイン（笑顔）」「Peace（平和）」「Piece（パズルのピース）」の意味が込められており、活動を通じて笑顔や平和を広げるという願いが込められています。辻選手は「自分の活動が誰かの救いになることが、モチベーションになる」と語り、日々のトレーニングに取り組んでいます。

アーティストMUSASHIとの出会い

辻選手とMUSASHIが形成した絆は、家族のつながりから始まりました。辻選手の4歳上の兄、辻大地さんがMUSASHIと同級生であることがこの二人を引き合わせました。最初の交流はMUSASHIの試合観戦から始まり、その後、MUSASHIのアトリエを訪れた辻選手が「スリーピース」をテーマにした作品を受け取ることになったのです。

MUSASHIもこの活動に対し、自身がかつてバスケットボールに携わっていた経験を踏まえ、「辻選手の3ポイントシュートの姿をイメージして描いた」と語り、アートへの情熱を表現しています。彼は、辻選手との共演を心から楽しんでおり、今後の活動を応援する意向を表明しています。

展示会と今後の展望

このコラボレーションが生んだ作品は、2023年7月9・10日に大阪で開催される「世界のMUSASHI個展」にて展示予定です。この個展は、様々な企業や団体、アーティストとのコラボレーションを集めたものとなっており、障がい福祉との融合をテーマにしたプロジェクトも進行中です。アートを通じて障がい福祉に対する理解を深めようとする取り組みも注目されています。

辻直人選手とMUSASHIの出会いは、単なるコラボレーションではなく、彼ら自身が生きる意味や想いを具現化するものとなっており、今後もさらなる活動が期待されています。この記事を通じて、彼らの活動が多くの人に届くことを願っています。もっと詳しい情報は、万博武蔵個展事務局のウェブサイトをご覧ください。