京都を舞台にした映画『事実無根』が東京に進出!
京都を舞台にした映画『事実無根』が東京に進出!
京都で生まれた新たな映画、『事実無根』が東京の映画界に乗り出します。京都を象徴するユニークな喫茶店を通じて、家族や正義、無実の罪といったテーマを描いたこの作品は、見る者に深い感動を与えています。日本全国の映画ファンにとって、見逃せない作品となるでしょう。
“KYOTO CMEX”の取り組みとしての映画企画市
『事実無根』の映像制作は、京都府が進める「KYOTO CMEX」の一環です。このプログラムは、京都の伝統的な魅力を映像として表現する若手クリエイターの発掘や育成を目的にしています。
柳裕章監督は令和3年度の映画企画市においてファイナリストに選出され、『事実無根』はその努力の結晶です。
映画のあらすじ
『事実無根』は、一見普通の家族が直面する不可解な状況を描いた物語です。「事実無根の罪」というテーマは、どこの家庭にも潜んでいるかもしれない問題を象徴しています。父娘の関係がじわじわと揺らぎ、彼らの絆を試される様子を描写する中で、京都という舞台が特別な意味を持つことがわかります。不安や怒り、そして希望といった感情が交差しながら、ストーリーは進展していきます。
監督、柳裕章氏の思い
柳裕章監督は、東京で助監督としてのキャリアをスタートさせた後に、京都での生活を経て映画製作への情熱を育みました。彼は、京都で感じた人々や文化との触れ合いが、映画作りにどれほど影響したかを語ります。時代劇の舞台ともなる京都は、彼にとって特別な場所であり、そこで深めた経験が『事実無根』の根幹となっています。
受賞歴と評価
映画は、これまでに9つの国際映画祭で13の受賞を果たし、8つの映画祭ではオフィシャルセレクションに選ばれた実績を誇ります。これらの成果は、柳監督が追求してきた作品のクオリティの証明であり、観客からも高い評価を受けています。
上映情報
『事実無根』は、2021年2月21日より京都シネマでの上映がスタート。初めの予定を大幅に超えて、盛況により延長上映が決定しました。多くの観客が集まり、作品への関心が高まる中、新宿K’s cinemaでの公開も5月10日に予定されています。この機会にぜひ、映画の持つメッセージを体感してみてください。
未来への展望
映画『事実無根』は、単なるエンターテイメントを超え、私たちに映画作りの奥深さや魅力を教えてくれます。柳監督の願いは、京都の良さを全国に広め、多くの人々に見ていただくこと。彼の情熱と共に、京都から生まれる新たな映画文化に期待が高まります。