韓国の音楽IP企業機構が日本市場に本格進出へ！新たな音楽制作の時代到来

日本と韓国の音楽業界に新たな風が吹き込む中、音楽IP（知的財産）に対する投資とコンテンツ関連事業において、重要な業務提携が成立しました。クオンタムリープ株式会社とその関連会社、また韓国の音楽IP投資やデータマネジメントの先駆者、株式会社Beyond Musicが手を組み、共同での投資体制を構築することが決定されました。この提携により、両社は日本の優良音楽IPへの投資を進め、そのマーケティングとネットワークを通じて、日本の音楽資産の価値向上に寄与することが期待されています。

提携背景と期待される効果

この新しい業務提携は、音楽業界のさらなる活性化を目指しています。日本のメジャーおよびインディ音楽IPの買収、流通、リブランディングの分野に加え、アニメーションやゲーム、広告など多様なコンテンツ制作にも注力する予定です。特に特徴的なのは、特に「日本のクリエイターの権利の価値向上」をキーワードとして掲げており、音楽資産の発掘と活用をしましょうという方針です。

クオンタムリープでは、グループ各社が保有する日本国内ネットワークを駆使し、Beyond Musicとの業務提携を軸にしたプロジェクトに取り組みます。これにより、日本独自の文化やクリエイティビティーを日本国内外のマーケットで活かし、その価値を最大限に引き出すことが狙いです。

代表者のコメント

今回の提携について、Beyond Musicの代表取締役社長・チョ・ジンウ氏は「本パートナーシップは、音楽IP産業のイノベーションを加速させるとともに、グローバル市場で成長を目指すものです。私たちは、クリエイターや権利者、音楽ファンに新たな価値を提供するための基盤を築いていきます」と意気込みを語っています。

また、クオンタムリープ株式会社の中村智広社長は、韓国の音楽IP市場での実績を挙げながら、「日本にとって、アジア圏内の音楽資産の価値の最大化は喫緊の課題です。力を合わせ、権利者である日本のクリエイターたちを支えることが最も重要です」と強調しました。

韓国のクオンタムリープコリア株式会社代表取締役のジョン・チョルユン氏も、「日本コンテンツはMZ世代からの支持を集める中、その価値はますます高まっています。この提携が日韓両国での音楽産業の共成長に寄与することが期待されます」とコメントしています。

Beyond Musicとは

株式会社Beyond Musicは、アジアを代表する音楽IP投資およびデータマネジメント企業として、2012年に設立されました。これまでに100件以上の大規模な音楽IP買収を実現し、さらに35,000件を超える著作権カタログを所有しています。韓国に留まらず、米国などの国際市場でもその影響力を高めており、BTSやBLACKPINKといったグローバルアーティストの著作権にも関与しています。

今後の展望

今後、Beyond Musicは音楽産業の持続的な成長を目指し、クリエイターや権利者とのパートナーシップを強化しながら、次世代の音楽エコシステムの構築に取り組んでいくとしています。日本市場においても、この音楽コンテンツの新時代がどう展開していくのか、期待が高まります。音楽ファンやクリエイター、ビジネスの関係者にとって、多大な影響を与えることとなるでしょう。