ミュージカル『アニオー姫』が新たな幕を開ける
2026年9月にKAAT神奈川芸術劇場で初演を迎えるミュージカル『アニオー姫』。この作品は、日本とベトナムの文化交流をテーマにし、豊かなストーリーと美しい音楽で観客を魅了します。最近のオーディションでベトナム人キャスト、ドー・ファン・ザ・ハンがアニオー姫役に選ばれ、彼女の才能に大きな期待が寄せられています。
ドー・ファン・ザ・ハンの華やかな経歴
ドー・ファン・ザ・ハンは、3歳から独学で音楽を学び始め、多くの公演に出演してきた才能ある若手アーティストです。彼女は、2022年にミュージカル『不思議の国のアリス』で正式デビューし、2023年のアジア芸術フェスティバルでは銀賞を受賞するなど、数々の成功を収めています。彼女の歌声は強さと瑞々しさを兼ね備え、多くの人々から愛される存在です。
オーディションでは、彼女の表現力や歌唱力、魅力が高く評価され、厳正な選考を経て見事にキャスティングされました。ドーは、日本語での演技や歌唱への挑戦を乗り越え、今後日本文化を学びながら更に成長していく予定です。
舞台のストーリーと背景
『アニオー姫』の物語は、17世紀の広南国から始まります。広南国の王女・玉華姫と日本の商人・荒木宗太郎が大海原で出会い、運命に導かれて恋に落ちる様子を描いています。彼らは様々な困難を乗り越えながらも、結婚を決意し、日本の長崎へと送られることになります。この物語は、愛の力と異なる文化背景を持つ二人の人々の絆が描かれ、観客に深い感動を与えることでしょう。
スタッフ陣も豪華
ミュージカルの総監督には大山大輔が名を連ね、演出や作詞も手掛けます。また、作曲はチャン・マィン・フンが担当し、台本や作詞をハー・クアン・ミンが務めています。豪華なクリエイティブチームが結集し、魅力的な舞台を作り上げることでしょう。
公演情報と今後の展開
ミュージカル『アニオー姫』は、2026年9月11日から28日までの間、KAAT神奈川芸術劇場にて全20回の公演が予定されています。日本での製作発表会は2025年11月に行われ、ベトナムの大使館でもレセプションが開催される予定です。今後の具体的な情報は公式サイトにて公開される予定ですので、ぜひ注目しておきましょう。
この素晴らしい作品は、日本とベトナムの文化が交わる架け橋となり、未来の舞台芸術交流を促進する重要な一歩となることでしょう。そして、ドー・ファン・ザ・ハンの歌声と演技の成長を見守ることができるこの機会をお見逃しなく!