タブレット純浅草公演
2026-06-23 13:22:31

タブレット純が魅せる昭和歌謡の世界、浅草公会堂でのリサイタルレポート

タブレット純が魅せる昭和歌謡の世界



2023年6月22日、東京・浅草公会堂にて、ミュージシャン、タブレット純がリサイタルを開催しました。ムード歌謡の貴公子と称される彼は、元々「和田弘とマヒナスターズ」のボーカルとして知られており、現在は歌手、コメディアン、歌謡研究家として幅広い活動を行っています。この日のステージでは、満員の1000人のファンを前に、全30曲を情熱的に披露しました。

第1部: 戦後の名曲を熱唱



第1部は、ラテン音楽ユニット「東京パノラママンボボーイズ」をバックに美しいドレス姿で始まりました。美空ひばりの名曲「人生一路」での豪華な登場。その後もロス・インディオスの「コモエスタ赤坂」や、ラテンのスタンダード「ベサメムーチョ」、長谷川きよしの「別れのサンバ」が次々と披露され、会場は熱気に包まれました。

タブレット純はバンド演奏の後、司会の西寄ひがしの呼び込みで、黒のスーツに蝶ネクタイを締めた姿で再登場。ハプニングを笑いに変えながら「だまって俺について来い」で観客を楽しませると、「遺憾に存じます」や「ハイそれまでヨ」と、ハナ肇とクレージーキャッツのメドレーで会場を沸かせました。

続いては、昭和の大作曲家によるヒット曲を紹介するコーナーが展開されます。吉田正の「東京の人」や、服部良一の「湖畔の宿」、古賀政男の名曲「湯の町エレジー」など、昭和歌謡の集大成とも言えるコンテンツが用意され、観客の心を掴んでいきました。

さらに、タブレット純自らのオリジナル曲「鎌倉哀愁クラブ」の歌詞を即興で「浅草」に変更し、観客を楽しませる粋な演出もありました。最後には藤山一郎の「浅草の唄」で第1部を締めくくります。

第2部: エネルギッシュなパフォーマンス



後半の第2部は、赤いスーツ姿で登場し、自らドラムを叩き「好きさ好きさ好きさ」でエネルギッシュにスタート。ゲストのドラマー・グレイスとのコラボレーションで、沢田研二の「憎みきれないろくでなし」と「勝手にしやがれ」をメドレー形式で披露しました。

その後、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」やラッツ&スターの「め組のひと」を歌い上げ、瞬時に会場を盛り上げました。さらに、ピアニストのまさるちゃんと共に、ピンク・レディーの名曲「UFO」と「ペッパー警部」を振り付けも完璧に披露し、観客からの大歓声を受けました。

洋楽コーナーでは、ギターを演奏しながらチャック・ベリーの「ジョニー・B.グッド」、ピアノ弾き語りでジョン・レノンの「イマジン」を情感たっぷりに歌い、多様なアーティストとしての一面を見せました。

感動のフィナーレ



リサイタルの終盤には、小椋佳から提供された「恋の誘い」を初めてバンド演奏で届け、加藤登紀子からの「母よ」ではファンと近い距離で熱唱。特に「銀河に抱かれて」は、NHK『ラジオ深夜便』のテーマ曲としても知られており、多くのファンが感慨深げに聞き入っていました。

アンコールでは青の羽織を身にまとい、歌謡浪曲「俵星玄蕃」を堂々とパフォーマンスし、最後には自身が生み出した「佐竹音頭」で盛大なフィナーレを飾りました。タブレット純のリサイタルは、昭和歌謡の魅力を再発見させる、感動的でエンターテイメントに満ちたひとときとなりました。


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