ベントレー新スタジオ
2025-07-10 12:58:35

ベントレーが歴史的建物を新デザインスタジオに改装!未来を感じる場所へ

ベントレーが未来を切り拓く新デザインスタジオを公開



2025年7月、ベントレーは歴史的な象徴である「フロント・オブ・ハウス」を新デザインスタジオとして改装し、その様子を公開しました。この式典には会長兼CEOのフランク=シュテファン・ヴァリザー博士をはじめ、約4,000人の従業員が出席し、著名な建築家ジョージ・クラーク氏もゲストとして華を添えました。

「フロント・オブ・ハウス」は、1939年に設立されて以来、ベントレーの活動の中心地として多くの賓客を迎えてきた重要な施設です。今回の改装は、既存の構造を大切にし、修復重視のアプローチで進められました。新しいスタジオは、従来の面積の約2倍にあたる広さに拡張され、3階部分が新たに加わっています。また、環境への配慮としてカーボンニュートラル工場の実現にも積極的に取り組んでいます。

新しいデザインスタジオでは、約50名のデザイナーたちが未来のエクステリアやインテリアを自由に創造できる環境が整えられています。また、このスタジオではカラー&トリム部門やビスポーク部門のデザイナーが一堂に会し、ユーザー体験(UX)やインターフェース(UI)に関するデザインが進められることから、部門を超えた密接なコラボレーションが実現します。これにより、デザインの革新が期待され、ベントレーの未来に大きな影響を与えることが見込まれています。

さらに、ベントレーは「ドリームファクトリー」として知られるクルー本社の大規模な再構築も進めており、ラグジュアリーカー業界では前例のない投資が行われています。新しくオープンした「エクセレンスセンター・フォー・クオリティ・アンド・ローンチ」や新しいBEV(完全電動自動車)組立ラインが続く中、今回の新スタジオの開設は、ベントレーが掲げる「歴史的価値を守る修復」という理念を具体化したものです。

特に印象的なのは、1939年製の真鍮製階段の修復です。この階段は丁寧に改装され、元の位置に戻されました。そして、新たに設置された記念プレートには「過去と未来の交差点」と名付けられ、歴史と未来が交わる重要な場所であることを示しています。

フランク=シュテファン・ヴァリザー博士は、「ベントレーのデザインにおける革命的な一歩となるこのスタジオは、デザイナーたちにとって革新的かつ創造的な環境を提供します。ここでの真のコラボレーションがデザインの成功につながることを確信しています」と述べました。

製造担当取締役のアンドレアス・レーヘ氏も、「私たちのルーツを守りつつ、現代的に進化する姿勢を体現できたことを誇りに思います。新たなデザイン拠点が完成し、革新的なデジタル技術を活用した施設へと変わっていくことに喜びを感じています」と語っています。

ベントレーの新たなデザインスタジオは、歴史を大切にしつつも未来を見据えた場所として、クルマづくりの革新をしっかりと支えていくことでしょう。


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