FRIQTAOが日本の静寂を音楽で描く
ロンドンを拠点に活躍する注目のピアニスト、FRIQTAO(フリクタオ)が、10月10日にデビューEP『Lifestream(ライフストリーム)』をリリースしました。そのリードトラック「Woke up in Japan」(日本語訳:日本で目が覚めた)のミュージックビデオが公開され、話題を集めています。
この「Woke up in Japan」は、FRIQTAOが映し出す日本の静かな美しさを表現した曲で、Jesse KochとMatt Magnusが監督を務めた映像は日本各地の都市や自然景観を舞台にしています。賑やかな街並みと静寂な自然が交錯し、楽曲の内省的な世界観を視覚的に表現しています。
スタジオジブリからのインスピレーション
FRIQTAOは、このミュージックビデオにスタジオジブリ作品からインスピレーションを受けたと語ります。自身の幼少期の記憶や“想像の中の日本”をテーマに制作されたこの映像は、夢と現実が交差する“朝の幻想”を描き出しています。それにより、都市の喧騒と心の静けさという二つの側面が映し出されています。
FRIQTAOはこう述べています。「“Woke up in Japan”は、僕にとって“静けさの中にある発見”を描いた作品です。日本の風景には音楽的なインスピレーションが満ちていて、その空気感を音と映像で表現したかったんです。」
世界中で人気を集めるピアニスト
生まれはパリ、現在はイギリスを拠点にするFRIQTAOは、クラシック音楽に現代的な感性を融合させたユニークなアーティストです。彼のSNS上での活動は大きな反響を呼び、特に駅ピアノでの即興演奏が人気を博しており、フォロワーは380万人を超えています。彼の演奏動画には、ポップやヒップホップの楽曲をピアノでカバーするものが多く、若い世代にクラシックの魅力を届けています。
デビューEP『Lifestream』の内容
デビューEP『Lifestream』では、FRIQTAO自身が作曲・演奏を手がけ、全5曲が収録されています。その音楽はクラシカルなピアノとアンビエントな音像、物語的な構成が融合した作品で、記憶や想像、自己探求の旅をテーマにした“瞑想的な音の物語”が描かれています。また、曲調はヒップホップの要素を取り入れ、現代の視点でクラシック音楽の新しいストーリーを紡いでいると評価されています。
今後の活動に期待
FRIQTAOは、自身の音楽を更に発展させることが期待されています。彼のスタイルは独特でありながらも、聴く人の心に響く感情を引き出す力を持っています。この新たな音楽の旅に、ぜひ期待を寄せてください。EP『Lifestream』は各種音楽配信サービスで好評配信中です。
ミュージックビデオ「Woke up in Japan」は以下のリンクからご覧いただけます:
Woke up in Japan。