ネクスター社が新たな縦型ショートドラマ制作の専門スタジオを始動
ネクスター社(本社:東京都新宿区)は、「TOKYO creatist」のブランドの一環として、急成長中の縦型ショートドラマ市場に本格参入しました。新設された「Nexter Studio」は、企業ブランディングや地域振興を目指し、縦型ショートドラマを制作する専用スタジオとして位置付けられています。
縦型ショートドラマの市場背景とその重要性
1話1〜3分の短編実写ドラマは、若年層、特にZ世代やα世代にとって最も親しみやすい視聴スタイルです。この市場の規模は、2024年には約1兆円に達し、2029年には約8.7兆円にまで拡大すると予測されています。このような背景から、従来の広告やCMが視聴者の目に留まらない状況の中、ショートドラマはストーリーや演出を通じて視聴者の共感を呼び起こし、強い感情的な印象を与える新しいコミュニケーション方法として注目されています。
新事業のビジョンと制作理念
ネクスター社は、2012年の設立以来、SNSマーケティングを中心に多くの成功を収めてきました。特に、インフルエンサーやクリエイターを集めた「インフルエンサーサミット」の開催や、YouTube IP事業を通じて、新しいマーケティングの形態を模索してきました。新たに掲げたフィロソフィー「感を、動する。-To Move Your Heart !-」に基づき、過去の物語や文化を現代の感性で再解釈したドラマ制作に取り組んでいます。
制作体制と競争力
今回の事業には、以下の3つの強みがあります。
1.
業界最安値の制作コスト:企画から編集までワンストップで行うことで、制作コストを従来の半額から3分の1に抑えることが可能です。また、明朗会計を徹底し、必要な費用を事前に開示しています。
2.
高品質で迅速な制作:元テレビ局関係者の起用や、Netflix認定の機材を活用し、高いクオリティを保ちながらスピーディな納品を実現します。プロジェクトごとに製作委員会を組成し、柔軟な対応を可能にしています。
3.
NDA・法令順守のキャスティング:3000名以上のクリエイターとのネットワークを活かし、秘密保持契約を締結した上でキャスティングを行うことで、企業の安心感を高めています。
今後の展望
「TOKYO creatist」は、地元の歴史や文化を掘り起こし、新しい物語としてドラマ化することで地域振興にも貢献することを目指しています。地域と連携を深めることで、新たな形の広報モデルを確立し、地方創生に寄与したいと考えています。さらに、多様な企業や自治体とのコラボレーションを進めていくことが、今後の成功の鍵となります。
代表者からのメッセージ
執行役員CBOの伊藤実祐氏は、「短い時間で心が動く体験を提供し、次の世代へと物語を繋げていきたい」と語ります。また、ジェネラルマネージャーの加藤誠也氏は、制作チームと視聴者を結びつけることに尽力していくことを強調しています。
まとめ
ネクスター社が手掛ける「Nexter Studio」により、視聴者はスマートフォンを通じて新たなドラマ体験を享受できます。若者たちの心を動かす物語がどのように展開されていくのか、期待が高まります。