デサントと西都市の協力
2025-06-12 13:46:09

デサントジャパンと宮崎県西都市が手を組み地方創生を推進

デサントジャパン株式会社が、宮崎県西都市と地方創生に向けた包括連携協定を締結しました。この協定は、2025年6月10日に西都市で行われた締結式で正式に発表されました。デサントジャパンの本社は東京都豊島区に位置しており、西都市には同社の子会社であるデサントアパレル株式会社の西都工場があります。この工場は1973年から操業を開始し、デサントの高性能スポーツウェアの製造を50年以上にわたって担ってきました。特に、競泳用水着の接着縫製技術に優れており、多くのトップアスリートから信頼を受けています。

この取り組みは、デサントジャパンが掲げる「すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」という企業理念に基づいています。西都市はスポーツを中心としたリブランディングを進めており、相互にリソースを活用しながら地方創生を目指す協力関係が築かれることとなりました。具体的には、デサントジャパンは西都市内で様々なスポーツイベントを実施する予定で、学生向けに西都工場の見学や職場体験を提供することによって、地域の活性化を促進しようとしています。

デサントジャパンの代表取締役社長である嶋田剛氏は、西工場が地域に支えられてきたことの誇りを語りました。彼は、今回の連携がこれまでの歴史を受け継ぎ、西都市と共に新たな価値を創造するための第一歩であると述べています。この協定に基づいて、さまざまな活動が行われる予定です。

協定に基づく取り組み内容


1. スポーツ振興に関すること: 具体的には、トップアスリートによる水泳指導教室が開催される予定です。生産された『アリーナ』ブランドの水着を身に着けた選手たちが教えるこの教室は、多くの子供たちに夢を与える機会となるでしょう。また、イングランドに由来する『アンブロ』ブランドによるサッカー大会も「アンブロカップ」として、より地域に密着した形で実施される見込みです。

2. 青少年育成に関すること: デサントのモノづくりのノウハウを活かし、地元の高校との連携で市役所ウェアの製作を行います。これによって学生たちはデサントアパレルの工場での見学や縫製体験を通じて、実際のモノづくりを体験することができるようになります。

3. シティプロモーションの推進に関すること: 地域のPRにも貢献するため、西都工場で生産されたプロ仕様の競泳水着をふるさと納税の返礼品に加える計画です。これにより地域ブランドの向上が図られることが期待されています。

4. 共同マーケティングの実施: 2027年度に予定されている「日本のひなた宮崎国民スポーツ大会」において、西都市がサッカーおよび軟式野球の開催地となることから、この機会を活用し企業と地域ブランドの価値を高める取り組みが進められます。

5. その他の取り組み: 地域の活性化を進めるためのRe-Branding(リブランディング)活動も行われます。スポーツを通じた地域活力の向上を図る計画で、西都市の経済発展にも寄与することが目指されています。

このように、デサントジャパンと西都市の協力により、地域創生の新たなモデルが構築される可能性が広がります。スポーツを基盤にした地域振興策が、どのように発展していくのか、今後の動向に期待が高まります。


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