鮨屋の新たな試み:鮨奉弘のコースが生んだラーメンとカレー
東京都豊島区に位置する「鮨奉弘」は、独創的なコース料理で注目を集めています。この鮨屋では、食事の締めとしてラーメンとカレーを提供し、「満足で終わらせず、最後まで楽しんでもらいたい」という大将の思いが詰まっています。元芸人という異色の経歴を持つ大将、平井ともひろ氏が推進するこの新しいスタイルは、鮨だけでなく、ラーメンとカレーでも楽しめる食体験を提供しています。
鮨屋なのにラーメンその理由は?
鮨奉弘では、通常のコースの締めとしてラーメンを出します。実はこの発想は、大将自らの過去の経験から生まれました。「鮨を食べた後、満足感はあるのに、どこかお腹に余裕があった」と彼は言います。その後、結局二軒目でラーメンを食べに行くことが多く、彼の目にはその行動が違和感として映りました。「それなら、最初からラーメンを出せばいい」と彼は考え、自店のコースに取り入れました。鮨を楽しみながら、ラーメンでしっかり満腹になり、帰るという体験を提供することで、より充実した食事を楽しんでもらう狙いです。
さらにカレーの理由:飲酒の責任
そして、ラーメンの後にカレーも提供される理由は、簡単です。お客様の多くが料理と共にお酒を楽しむため、大将自身が「飲ませすぎるタイプ」であることから、翌日の体調を考える必要がありました。「ならば、翌日が少しでも楽になるようにカレーを出そう」との想いで、このカレーが誕生しました。これは単なる締めではなく、お客様の健康を意識した心遣いなのです。
スパイスで整えるカレー
提供されるカレーは、ターメリック、コリアンダー、クミンを用い、ジンジャー、ニンニク、玉ねぎなどが程よく混ざり合っています。特に、味噌が加えられることで深いコクが生まれると同時に、体を温め、巡りを意識した内容となっているため、二日酔い対策や疲労回復にも役立つ設計です。このカレー、その味わいは「美味しいだけで終わらない」と絶賛されており、体への配慮が随所に感じられます。
鮨屋では珍しいカレー雑炊
また、このカレーには特別な食べ方があります。それは、ラーメンを食べ終えた後のスープにカレーを一杯加え、さらにシャリ玉を足すこと。そして出来上がるのが「カレー雑炊」。この組み合わせは一般的な鮨店では見られない斬新な食べ方ですが、多くのお客様からは最後まで美味しく完食できると好評を得ています。
締めくくりに:最後まで楽しませるコース
「鮨奉弘」のコースは、食事の締めであるラーメンとカレーを取り入れることで、早く帰ることなく「最後まで楽しんでほしい」という大将の願いが反映されています。ユニークなスタイルは、鮨屋の新たな形として、多くの人々の心をつかんでいます。元芸人の大将が手掛けるこの新感覚の体験は、一度足を運んでみる価値があります。
店舗情報
店舗名:鮨奉弘
住所:〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目44−4
予約サイト:鮨奉弘予約ページ
営業時間:
第一部 17:30~19:30
第二部 20:00~22:00
(完全予約制、2部制)
料金:
本格鮨コース 4,400円(税込)
【飲み放題付】本格鮨コース 7,500円(税込)
【日本酒飲み放題付】本格鮨コース 8,500円(税込)
注意:1名につき1ドリンクのオーダーが必要です
大将のメッセージ
「自分がお客様として鮨を楽しむ時、必ずラーメンを食べに行っていました。ならば、最初から提供する方が良いと考えました。カレーも、お客様のことを考えた結果、出すことになりました。鮨屋としては一風変わったスタイルかもしれませんが、皆様に『楽しかった』と思って帰っていただけることが一番の目標です。」と語る大将。
滞在時間が長くなることで、食事を楽しむ時間も増え、より特別な体験を味わえることでしょう。