ヒュンメルが日本代表とのコラボシャツを発表
デンマークのスポーツブランドであるhummel(ヒュンメル)が、ハンドボール男子日本代表と共同開発した特別な手話シャツの予約を開始しました。このシャツは、パリ・サン=ジェルマンとの試合の際にゴールキーパーが着用することが決まっており、デザインは聴覚障がい者のためのコミュニケーションツールとしての意義を強く反映しています。
心を込めたデザイン
この手話シャツでは、「心の旗を振ろう」というテーマのもと、視覚的な表現に重きを置いています。スポーツの応援でしばしば使われる旗をモチーフにした色鮮やかなデザインが特徴で、これにより選手たちの気持ちがひとつになり、支え合う姿勢を表現しています。具体的には、胸部に「JAPAN」の手話とアルファベットを併記し、背面には流れ星を手話で表現。さらに、背面裾部には「やってみよう」の手話が配置されています。
デザイン制作には、デフハンドボール男子日本代表チームの選手たちとスタッフが参加し、彼らの意見を取り入れたことで、よりリアルで共感を呼ぶ作品となりました。その結果、スポーツの持つ団結力や、支え合いの重要性がこのシャツに込められています。
予約販売と商品詳細
今回の手話シャツは、8月20日から公式オンラインストアで予約を受け付けており、応募は8月31日まで行われます。価格は9,900円(税込)で、サイズはSからXO4までのユニセックス展開となっています。なお、ネームプレートや背番号の加工は行えないので、注意が必要です。配送は10月下旬を予定しています。手話シャツを通じて、ハンドボールに興味を持つ方々はもちろんのこと、幅広い層にその魅力を届けたいという思いが込められています。
日本ハンドボール協会の取り組み
ハンドボール日本代表は、1938年に設立された日本ハンドボール協会のもとで活動を行っています。国際的な競技としての側面はもちろん、地域社会におけるハンドボール仲間としての役割も果たしています。協会は数々の国際大会に参加し、特にアジアにおいてリーダーとしての地位を確立しています。在籍する選手たちは、この手話シャツが持つ意味とともに、ハンドボールの魅力を広める活動にも尽力しています。
ヒュンメルの背後にある理念
ヒュンメルというブランド自体、1923年の設立以来、スポーツとデザインを融合させた独自のアプローチで知られてきました。特に「スポーツを通して世界を変える」というビジョンに基づき、コミュニティにおける文化や価値観の普及にも注力しています。手話シャツの開発も、この理念のもとで実現したものであり、サステナブルな社会の実現にも寄与するものです。これからも、ヒュンメルが創り出すスポーツウェアは、私たちに新たなインスピレーションを与えてくれることでしょう。
ぜひこの機会に、ヒュンメルの手話シャツを手に入れ、ハンドボール日本代表の応援に参加しましょう!