5Gでの時刻同期
2025-11-19 09:46:20

パブリック5Gによる時刻同期システムの革新と実証実験

パブリック5Gによる時刻同期システムの革新



近年、私たちの生活は5Gテクノロジーによって大きく変わりつつあります。特に、通信の安定性やその用途は、様々な分野で広がりを見せています。この度、株式会社NHKテクノロジーズとソフトバンク株式会社が共同で進める実証実験は、ローカル5Gの運用において非常に重要な役割を果たす時刻同期システムの革新を目指しています。

5G SAとSIB9の活用



本実証実験では、ソフトバンクが開発した5G SA(スタンドアローン)環境におけるSIB9(System Information Block Type 9)を利用した時刻同期システムが、ローカル5Gシステムの構築・運用に適用されます。これにより、GNSSに基づくGMC(GNSSマスタークロック)と5G SA SIB9に基づくGMCの2つを冗長化した構成が実現されました。

この冗長化により、GNSS信号が受信できない状況でも、SIB9を通じて時刻同期が継続的に行えることが確認され、安定した運用が実現されました。つまり、極端な環境下でもローカル5Gをしっかりと運営できる強力な手段が整ったと言えます。

自動的な同期選択



さらに、技術的な革新として、ローカル5G基地局が時刻源として屋内外でシームレスにGNSS信号またはパブリック5G SA SIB9を自動選択する仕組みが導入されました。このBMCA(Backup Master Clock Architecture)による選択機能は、効率的かつ柔軟な時刻同期を可能にし、通信の質を一層向上させています。

Inter BEE 2025での展示



このたびの実証実験に関しては、2025年11月19日から21日までの3日間、幕張メッセで開催される「Inter BEE 2025」に展示される予定です。NHKテクノロジーズのブース(ホール8、小間番号8501)にぜひ足を運んで、その目でその革新を確認してみてください。
会期中の展示時間は10:00から17:30まで。最終日の21日だけは17:00に終了するのでご注意を。

未来の通信技術へ



パブリック5Gを駆使したこの時刻同期システムの実証実験は、今後の通信技術において重要な一歩となることが期待されます。技術の進化とともに、私たちの社会生活がどのように変わっていくのか、目が離せません。これは単なる実証実験の一環ではなく、未来の生活を支える基盤となることでしょう。皆さんもぜひ、この技術の進展を応援していきましょう。


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