演奏可能なガラスバイオリンが世界初の記録を達成!
2025年3月19日、HARIO株式会社が誇る演奏可能なガラスバイオリンが、ギネスワールドレコーズによって「演奏が可能な初のガラスのバイオリン」として認定されました。この革新的な楽器は、長年の経験を持つ熟練の日本人職人によって製造されたもので、まさに技術の結晶と言えます。
HARIOの技術とガラスバイオリンの誕生
HARIOは、東京都中央区に本社を構え、40年以上のガラス製造の経験を持っています。その技術力を活かし、コーヒーサイフォンやテーブルウェアを手掛ける中で、このガラスバイオリンの製作に挑戦しました。ガラス楽器という新たな挑戦は、従来の楽器の形状を大きく変えるものでした。
このバイオリンは、伝統的な手吹き成形技法を用いて製作されています。通常は球体成形が基本となる手吹きガラスですが、バイオリン特有の複雑な曲線とディテールを再現するためには、職人の技が不可欠でした。肉厚を可能な限り薄く均一に仕上げることにより、演奏可能な楽器としての機能も実現。また、これらはマシンでは到底再現不可能な精密な工程でした。
職人技が生み出す音色の秘密
ガラスバイオリンのボディは、熟練の職人が一つひとつ手作業で成形され、細部までこだわりを持って作られています。特に、音の響きや美しさは、実際に演奏してみなければ分からない部分も多く、バイオリニストによる初演の様子も注目されています。演奏は日本を代表するバイオリニスト・川井郁子氏が担当し、彼女自身がこのガラスバイオリンの音色を初めて響かせました。
限定販売とその魅力
HARIOはギネス認定を記念して、ガラスバイオリンを550万円(税別)で限定1丁販売することを発表しました。この価格は高額ですが、その背後には職人たちの重厚な技術が惜しみなく詰め込まれています。さらに、希望者が多数いる場合には抽選が行われます。正式な申し込みはHARIOの公式サイトで受け付けています。
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伝統と革新の融合の未来
HARIOは、今後も技術革新を追求し続けることで、様々な製品を通じて豊かな暮らしを提供し続けることを目指しています。ガラスという素材の可能性を広げ、他企業やクリエイターとのコラボレーションを通じて、多様なアイデアを具現化し、人々の“つくりたい”を大切にしていくことで、新しい価値を提供できるでしょう。
職人たちの技と情熱が詰まった「演奏可能なガラスバイオリン」は、今後の楽器業界においても新たな潮流を生み出す存在となるに違いありません。