Wan Dream Garden: 保護犬猫と人の幸せな暮らし方
2023年9月、多くの犬と猫が新しい家族を待っている中、Annex Aoyamaで『Wan Dream Garden』が開催されました。このイベントでは、歌手の伍代夏子氏がアンバサダーとして参加し、保護犬猫の支援活動や同室避難の重要性について講演しました。彼女の活動は、災害時にペットを一緒に避難させることができる社会を目指す「りく・なつ同室避難推進プロジェクト」に基づいています。
同室避難の重要性
伍代氏は、災害時にペットと一緒に避難することの重要性について語ります。彼女によると、「多くの飼い主は、同室避難をイメージすることが難しく、避難の準備をしていない」とし、正しい知識を広めることが必要だと強調しました。また、避難先でペットを受け入れてもらえない現状を説明し、「ペットも同室で避難できるようにするための部屋の設置を求めています」と呼びかけました。
彼女はボランティア活動を通じて知った珠洲市の被災地の様子も語り、「復興が遅れるのは、ペットを飼う家族が元気でないといけないからです。まずは自分たちが備えておく必要があります」と述べました。
ペット災害危機管理士としての経験
伍代氏は、ペット災害危機管理士1級を取得した経験も語りました。「ペットとともに避難するための知識を身につけ、そのための準備が欠かせません。猫や犬が避難所で他の人に迷惑をかけないようにしつけることも重要です」と説明します。彼女の活動は、実際の避難所運営にも役立つ知識を提供しているのです。
保護犬猫と共に
伍代氏は、保護犬たちと接する中で、様々な経験をしてきました。ある施設で出会った両前足が生まれつき奇形のゴールデンレトリバーの例を挙げ、「この子に義足や車椅子を作成し、里親を見つけた時の喜びを忘れません」と語りました。彼女は、ハンデがある子への支援を通じて、家族を見つけてあげることがいかに重要かを感じているとのことです。
また司会を務めた渋谷亜希氏も保護犬との生活を通じて、虐待を受けた犬を迎え入れた体験を語り、「どんな子でもしっかりと躾け、同室避難が可能な環境を作っていきたい」と意気込みを述べました。
SNSの力を活かして
伍代氏は、特に最近の活動で感じたのは、SNSの力です。「救出された40頭の犬たちを引き取るための団体を探し、SNSで情報を発信した結果、すぐに手を差し伸べてくれる団体が見つかりました。多くの人々が関心を持って支援をしてくれることに感謝しています」と語りました。
Wan Dream Gardenの多彩なコンテンツ
このイベントでは、トークショーに加え、保護犬猫の譲渡会やふれあい会なども行われ、来場者の関心を引く多彩なプログラムが用意されています。また、医師が開発した腸内環境に配慮した犬用ヨーグルトの販売も行われ、オーナーと愛犬の健康に寄与する取り組みが行われています。
結論
最終的に、伍代氏は「支援は保護犬猫を迎えることだけではなく、素晴らしい活動をしている団体への支援も重要です。少しでも多くの子が幸せな家庭に迎え入れられるように、私たちができることを続けていきたいです」と締めくくります。
Wan Dream Gardenは、2023年9月26日(火)まで開催されており、今後も多くの人々が参加し、ペットとの幸せな暮らしを考える機会となるでしょう。