日本フレスコボール協会が主催するフレスコボールリクゼンタカタカップ2025
2025年の夏、岩手県陸前高田市で開催される『フレスコボールリクゼンタカタカップ2025』が、一般社団法人日本フレスコボール協会(JFBA)によって特設WEBページが公開されました。この大会は、8月9日と10日の日程で実施され、予備日として11日も設けられています。大会のメインコピーは「つなげ、ラリー。つなげ、防災・減災」。これはフレスコボーラーが防災・減災の伝承者になるという特別なコンセプトを掲げています。
防災とフレスコボールの融合
大会の特徴として、岩手大学三陸委員会ここよりとの連携による防災に関する特別企画が挙げられます。このコラボレーションでは、フレスコボール選手の視点から「ビーチに持参してほしい防災アイテム」が紹介され、具体的にはブラジルのビーチで人気の布製の「カンガ」が紹介されています。このアイテムは、けが人の応急処置にも活用できる優れた防災アイテムです。
このように、本大会はビーチスポーツ選手だけでなく、海水浴を楽しむファミリーにも役立つ情報を提供しており、参加者にとっても価値ある経験を提供します。また、大会当日には岩手大学三陸委員会ここよりのメンバーによる発表が行われる予定です。
水辺・絆プロジェクトへの参加
さらに本大会は、東北地方整備局が令和4年度から実施している「水辺から地域を元気にをテーマとした活動支援「水辺・絆プロジェクト」に2年連続で採択されています。これにより、フレスコボールを通じて地域活性化や環境保護の取り組みも行われており、水辺の大切さを若い世代に伝える役割を果たしています。
フレスコボールの魅力
フレスコボールは、ブラジル・リオデジャネイロ発祥のビーチスポーツで、1945年にコパカバーナビーチで誕生しました。最大の特徴は、競技者同士が競争をするのではなく、互いに協力してラリーを続ける点です。この思いやりのあるスタイルは、フレスコボールを「思いやりのスポーツ」と呼ばせる由来となっています。
日本国内では2025年7月現在、JFBA公認地域クラブが27カ所、学生団体が6つ設立されています。このスポーツを通じて形成される地域コミュニティはますます拡大しており、多くの人々にその魅力を知ってもらえるよう積極的に活動を行う日本フレスコボール協会は、2013年に設立から継続的に地域クラブの設立を目指しています。
まとめ
5月に入ると、ますます盛り上がりを見せるフレスコボール。『フレスコボールリクゼンタカタカップ2025』は、スポーツを通じて楽しみながら防災・減災を学び、地域の絆を深めていく新しい形の大会です。参加者の皆さんだけでなく、フレスコボール初心者や家族連れも楽しめる内容を目指しているこの大会の成功を期待します。詳細は特設WEBページに訪れて、ぜひチェックしてください!
https://www.frescoball.org/rikuzen2025/