農福連携の新たな一歩、Otemachi Deliマルシェ
2024年3月14日、ファミリーマートが農家と連携した初のイベント「Otemachi Deli マルシェ」を開催しました。このイベントは、農福連携の取り組みの一環であり、障がいのある社員が地域の農家と力を合わせて農業活動に参加することを目的としています。場所は、東京都千代田区のOtemachi Oneタワーという都会の中心。ここで、私たちの食文化や地域経済について改めて考える機会がもたらされました。
農福連携の重要性
農福連携とは、障がいのある人々と農業の現場が連携し、共に成長する仕組みのことを指します。この取り組みは、地域の農家の人手不足解消にも寄与し、同時に障がい者の雇用創出を模索する重要な試みです。ファミリーマートは、専門知識を持つ「ソーシャルサポートグループ」を新設し、障がいのある社員の職域を広げる努力を続けています。
Otemachi Deliマルシェの内容
このイベントでは、いちごや小松菜、かぶ、さらにはジェラートなど、農家から直接仕入れた新鮮な農産物が販売されました。出店者は、株式会社しゅん・あぐりで、ファミリーマートの障がいのある社員がその販売に関与しました。この試みは、農家のビジネスを支援するだけでなく、社員たちに新しいスキルや自己の成長の機会を与えるのです。
福祉と農業の接点
ファミリーマートでは、障がい者の特性に応じたサポート体制を整備することで、農家の方々との連携を強化しています。相互にコミュニケーションを取りながら、働きやすい環境を創ることで、販売促進にもつなげています。収穫や出荷の場面では、社員たちの積極的な参加が見られ、農家や地域コミュニティとの強い絆が生まれました。
今後の展望
2025年には、さらに新たな農家との協業を考えており、現在進行中の千葉県のいちご農家「SENOU FARM」との連携を取り入れる予定です。加えて、千葉県柏市には「ソーシャルオフィス柏」を新設し、物理的な距離を短縮することにより、より一層のサポート体制を確立する方針です。このように、ファミリーマートは、持続可能な社会の実現に向けて、障がいのある方々が活躍できる環境を整えています。
まとめ
「Otemachi Deliマルシェ」は、ファミリーマートが農福連携を通じて地域に貢献する新たなステップとなりました。今後も地域と共に成長し、誰もが活躍できる社会の実現を目指して、さまざまな取り組みを推進していきます。さらなる拡大と進化が期待されるこのプロジェクトから目が離せません。