ブロードリーフが発表した自動車整備業界調査レポート
株式会社ブロードリーフが自動車整備工場を対象に実施した「2025年度版 自動車整備業界 経営環境調査レポート」の結果が発表されました。本レポートには、266社からの有効回答を元にした、業界の現状や経営課題、さらにはデジタルツールの活用状況が詳細に記されています。
売上増加のトレンド
調査によると、直近1年間で「売上が増加している」と回答した工場は全体の約41%を占め、「減少している」と回答した工場の13.9%を大きく上回っています。これはインフレの影響による単価見直しが大きく寄与した結果と考えられます。前年調査に比べ、売上の拡大傾向はさらに強まりを見せており、この傾向は今後も続くと予想されます。
経営課題の集中
次に、経営者が注力したい課題として最も多く挙げられたのが「人材確保・育成」で、162件の回答がありました。続いて「利益率の改善」(148件)や「売上向上」(147件)が続き、整備工場の経営における収益基盤の強化が重要視されていることが浮き彫りになっています。
工賃の見直しと価格帯の変化
特に注目すべきは、レバレート(工賃)が8,000円以上の価格帯での拡大が進んでいることです。調査結果では、この価格帯に集中する傾向が見られ、前年比較でも7,000円未満の低単価帯が減少しています。つまり、より適正な利益を確保するために、工賃見直しが進展している実態が確認されました。
デジタルツールと顧客接点の強化
さらに、売上の大幅な増加を実現している工場は、デジタルツールを活用することで顧客との接点を強化しています。具体的には、ホームページだけでなく、GoogleマップやSNS(Instagram、LINEなど)を活用し、顧客との関係構築を図っている傾向が見受けられます。このデジタル活用が、売上好調な工場の共通項であることが明らかになりました。
その他のデータとオンラインセミナー
本レポートでは、賃上げを実施した工場の実態や、AIの活用現状、OBD検査の対応状況、売上規模別の分析データなど多岐にわたる情報が盛り込まれています。また、レポート作成を担当した中小企業診断士が分析結果を解説するオンラインセミナーも開催予定です。参加を希望される方は、下記のURLからお申し込みください。
今後もブロードリーフは、自動車整備業界のさらなる発展を目指し、柔軟で持続的な経営戦略の支援を続けていく考えです。データに基づく情報提供とサービス展開を通じて、業界全体の成長に貢献していく姿勢を力強く示しています。