ヤナセがEV市場に新風を吹き込むための新会社設立とBYD契約について

ヤナセ、EV市場拡大に向け新会社を設立

自動車業界の歴史に新たなページを加えるべく、株式会社ヤナセは新たにヤナセEVスクエア株式会社を設立しました。この新会社では、BYD Auto Japan株式会社と正規ディーラー契約を結び、2026年夏には横浜市に店舗をオープンする予定です。この挑戦は、急成長を見せるEV市場におけるヤナセの戦略的動きを示しています。

日本のEV市場の現状

2024年には、日本国内の乗用車市場におけるEV（バッテリーEVおよびプラグインハイブリッド車）のシェアは3%を下回ると予想されています。確かに、国内外のメーカーからの新型EVの投入が進む中、充電インフラの整備や中古車の査定価格の低迷といった多くの課題が存在します。しかし、これらの問題を克服し、新しい可能性を拓く企業が現れています。

BAJは、プラグインハイブリッド車やEV軽自動車の導入を進め、日本のEV市場において先駆者となる意気込みを見せています。ヤナセもこの機会を捉え、ヤナセEVスクエアにおいてBYDの取り扱いを通じて、新車販売に留まらず、中古車販売やアフターセールスにおけるEVビジネスの拡大を図る考えです。

お客様のニーズを重視した販売戦略

ヤナセは、小売業界独自の視点から「EVをお買い求めのお客さまの真のニーズや理想のカーライフ」を重視し、その未来を見据えた戦略を展開します。このアプローチにより、お客様のカーライフを充実させることと、持続可能なビジネスサイクルの確立を同時に実現しようとしています。

ヤナセの社長、森田考則氏は、「世界で高く評価されているEVブランドへと進出することができたことに感謝しています。この機会を通じて、当社が大切にしているブランドのEV普及にも益をもたらす相乗効果を期待しています。また、カーボンニュートラルに向けた取り組みも進めていく所存です」と語りました。