未来の軽自動車デザイン
2025-11-20 14:03:06

ダイハツとHAL、Z世代の感性が生んだ未来の軽自動車デザイン

ダイハツ工業とHALが描く新たな軽自動車の未来



ダイハツ工業株式会社と専門学校HALが共同で進めたプロジェクトにより、軽自動車の未来像が見えてきました。これは、量産車を想定した産学連携プロジェクトであり、特にZ世代の感性を生かした新たなデザイン提案が行われました。このプロジェクトは、学生たちがリサーチからアイデアのスケッチ、モデリング、そして最終的なプレゼンテーションに至るまでの一連の工程を体験する貴重な場となりました。

制約を生かした学生たちの創造力



企画のテーマは、「地方を元気にする10年後のダイハツ車」。学生たちは、未来の社会を想定しながら、地方活性化に焦点を当てたユニークなスモールカーのデザインを提案しました。スモールカー特有の限られたスペースの中で、個性や遊び心を表現することに試行錯誤し、遂に成果発表へとたどり着きました。

進行と成果発表



プロジェクトは今年の4月から始まり、7月中旬には学内で成果発表が行われました。その後、選ばれたファイナリストたちは、さらにプロジェクトをブラッシュアップし、9月中旬にはダイハツ工業デザインセンターにて最終プレゼンテーションを行いました。審査にはデザイン部部長の皆川悟氏をはじめとする各デザイン室の室長たちが参加し、厳正な評価の中で1位から3位が決定しました。

審査員の評価とコメント



ダイハツ工業の皆川氏は、デザインが問題解決の手段であると強調しました。軽自動車が日常生活の「道具」として機能するだけではなく、生活に「感動」と「潤い」をもたらすことが重要であるとし、学生たちの提案はその双方に対して高い次元で考えられたものだと評価しました。学生たちは、斬新で大胆なアイデアを提案し、ダイハツにとっても新たな刺激となったとのことです。

コンペの結果



最終評価で第1位に輝いたのは、HAL大阪カーデザイン学科の野田恒星さんの『E-NOVA』。この作品は、思い出の工場というテーマのもと、カップルが各地を訪れて思い出を収集するためのモビリティをデザインしました。車両後方には彼らの思い出が集められ、絆を深めていく仕組みが施されています。

続いて第2位は、HAL東京カーデザイン学科の都築達朗さんによる『思い出に残るためにどうしよう:Do』。こちらは車を持てない人に寄り添った提案であり、都会でのゆったりとした暮らしの中で思い出を重ねることができる車を提案しました。また、第3位にはHAL名古屋カーデザイン学科の髙住知加さんの『遊歩車』が選ばれ、地方の美しさを味わうための新しいモビリティ体験が描かれました。

専門学校HALについて



専門学校HALは、東京、大阪、名古屋にキャンパスを持ち、ゲーム、CG、音楽、カーデザイン、ITなど幅広い分野で即戦力を育成しています。産学連携を強く意識し、第一線のプロからの直接指導を受けながら、実際の企業との共同プロジェクトに取り組んでいます。さらに、希望者就職率100%を誇り、学生たちの将来に向けた多彩な支援を行っています。

ダイハツ工業の挑戦



ダイハツは1907年に設立され、軽自動車や小型車の製造に特化した企業です。地域に密着した販売活動を行いながら、国内外での成長を目指しています。Z世代の新しい発想を重視し、未来のモビリティデザインに対応した挑戦を続けています。

このプロジェクトを通じて、学生たちやダイハツ工業は新たな可能性を見出し、次世代の自動車デザインに寄与することが期待されます。


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