第3四半期決算報告
2026-02-13 18:34:32

ダイナミックマッププラットフォーム、第3四半期決算で明らかになった新たな挑戦と成長の芽

ダイナミックマッププラットフォーム、2026年3月期第3四半期決算を発表



2026年3月期の第3四半期決算を発表したダイナミックマッププラットフォーム株式会社(東京都渋谷区)。代表取締役社長である吉村修一氏が、決算内容と事業の最新動向を詳しく説明しました。今期は一部プロジェクトの実施時期の後ろ倒し(期ずれ)の影響を受けて通期業績予想の修正を実施しましたが、AIを活用したライセンス型ビジネスが好調に成長していることが強調されました。

通期業績予想の修正



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2026年3月期の通期業績予想について、売上高は70億円から55億円に、調整後EBITDAは▲5億円から▲10億円の見込みに修正されました。この修正の主な理由は、国内および海外のプロジェクト案件における実施時期の変更や受注形態の見直しですが、市場の需要自体が減少したわけではないとのことです。一方、ライセンス売上は前年同期の約2倍になる見込みで、AI用途を通じた需要拡大が続いています。

第3四半期の業績状況



2026年3月期第3四半期の累計業績は、売上高33.7億円(前年同期比16%減)、ライセンス型売上12.8億円(同52%増)、プロジェクト型売上20.9億円(同34%減)でした。北米における新規データ整備案件の完了や政府プロジェクトの規模縮小に伴い、プロジェクト型売上は減少しましたが、高精度3次元地図データを使用したライセンス事業は着実に拡大しています。

自動車向けライセンス事業の成長



自動車向けライセンス事業は引き続き好調です。SUBARUの北米向け新型「アウトバック」に当社の高精度3次元地図データが導入され、現在、自社データを搭載する車種は6社・37モデルにまで拡大しています。また、海外の大手半導体メーカーとのAI用途(自動運転開発向け)に関する法人ライセンス契約も進展しており、市場は活気づいています。

非自動車分野への展開



地図とAIの融合は自動車以外の分野でも進んでおり、物流の自動化に向けた民間企業との取り組みや、自然言語で地図データを解析できるAIプラットフォームの開発などが進行中です。CES2026で展示予定の点群ビューアー「3Dmapspocket®」に実写3D表示機能を追加することで、都市開発やインフラ管理、不動産などの新たな市場での需要に対応します。また、フランスのゲームスタジオ「Apex Studio」に高精度な3次元データを提供し、リアルなドライブ体験を楽しむゲーム開発を支援します。

今後の見通し



来期に向けて、ライセンスビジネスの拡大と固定費の削減により、売上の拡大と収益性の向上を図るための回収期に入っていきます。大規模なデータの新規整備が完了したことで、今後は「データの提供・更新」を中心にしたビジネスへとシフトしていく計画です。利益率の高いライセンス型の収益が拡大し、海外の人員を最適化することにより固定費を大幅に削減する見通しです。

吉村修一氏のコメント



代表取締役社長の吉村修一氏は、自動運転社会の到来に向けた期待を表明しました。彼は、当社が保有する世界最大級の高精度3次元地図データは、自動運転開発に必須の要素であり、フィジカルAIが物理世界を正確に理解するために必要なデータ需要も増加していると述べました。2016年の創業以来、10年間続けた新規データ整備の成果がようやく実を結びつつある今、来期はライセンス型事業が中心の収益構造に転換される可能性があります。

まとめ



ダイナミックマッププラットフォーム株式会社は、着実に成長を続け、従来の自動車分野を越えた新たな事業展開を図っています。AI活用のライセンスビジネスは強く成長しており、その他の産業でも高精度3次元データの需要が広がっています。未来を見据えた堅実な戦略で、今後のさらなる発展が期待されます。


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