音楽詩『火垂るの墓』
2025-10-24 11:07:32

感動の朗読劇『火垂るの墓』2025年11月に東京で開催決定

音楽詩『火垂るの墓』が再び舞い降りる



2025年11月8日、東京文化会館大ホールで、音楽詩「火垂るの墓」の公演がついに開催されます。この公演は、多くの人々の心に深く残る名作を元にした朗読劇であり、特に今年は戦後80年という節目を迎える年でもあります。

「火垂るの墓」は、作家である野坂昭如の自身の戦争体験に基づいた物語です。この作品は、戦争の悲劇の中で親を失った14歳の兄・清太と4歳の妹・節子が、混乱の時代の中で生き抜こうと奮闘する姿を描いています。1988年にスタジオジブリが製作したアニメ映画も、世界中で高く評価されていることは特筆すべきでしょう。

今回の公演では、現代音楽の巨匠・間宮芳生による楽曲が使用され、音楽と朗読、映像の三位一体の演出が展開されます。本作品が初演されたのは2023年9月で、以降はその再演が熱望されていました。

ステージ上では、麻倉ももが節子役を、小林大紀が清太役を務めます。彼らの共演により、物語が持つ深い感情がより一層際立つことでしょう。また、日本を代表するソプラノ歌手・幸田浩子さんも登場し、劇中歌「埴生の宿」を横浜少年少女合唱団と共に素晴らしいハーモニーで届けます。

公演の演出を手掛けるのは上海太郎氏。彼の独特の視点で、物語の核となる悲しみや希望が、見事に表現されることが期待されます。そして、構成にはパシフィックフィルハーモニア東京が参加し、朗読と音楽の融合が新たな舞台芸術を形作ります。

麻倉ももさんはこの作品に対して、節子役を演じることへの強い感慨を述べています。「『火垂るの墓』という大切な作品で節子を演じることができ、オーケストラとの共演もできる貴重な機会をいただけて嬉しいです。私たちが平和について考えるきっかけになることを願います」とコメントしています。

公演詳細


  • - 主催:RENAISSNCE CLASSICS
  • - 後援:朝日新聞社
  • - 公演日時:2025年11月8日(土)18時30分開演(17時30分開場)
  • - 会場:東京文化会館大ホール
  • - 作曲:間宮芳生
  • - 編曲&指揮:山下康介
  • - 出演:麻倉もも(節子役)、小林大紀(清太役)、丸岡いずみ(母親役)、幸田浩子(ソプラノ)
  • - 合唱:横浜少年少女合唱団
  • - 公演オフィシャルサイト詳細はこちら

この機会にぜひ、音楽、朗読、映像のコラボレーションが生み出す新たな芸術の形をご体験ください。私たちの心に永遠に残る物語が、再び生き返ります。


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