2025年6月17日、インドネシアのバリで開催されたアジア選手権において、男子サーブル部門で特筆すべき成果がありました。日本のストリーツ海飛選手と小久保真旺選手がそれぞれ銅メダルを獲得し、華やかな表彰式でその喜びを分かち合いました。
まず、ストリーツ海飛選手。彼は今大会をワールドランキング34位で迎えました。準々決勝では、ワールドランキング56位のカザフスタン選手、サルキスヤン・アルティョムに対して激しい戦いを繰り広げ、15対14という僅差で勝利を収めました。続く準決勝では、ワールドランキング9位の中国選手、シェン・チェンペンに13対15で惜しくも敗れましたが、この結果は彼にとって初めての国際大会でのメダル獲得となり、決して忘れられない瞬間となりました。表彰式では、彼の背後に立つシェン選手と韓国の選手、ド・ギョンドンとともに、輝かしいステージに立ちました。
ストリーツ選手は、「金メダルを目指していたが、初の銅メダルを手にすることができて大変嬉しいです。長い一日だったが、冷静に試合に臨むことができました。このパフォーマンスを団体戦にも持ち込めるように、より一層頑張ります」とコメントしています。
一方、小久保真旺選手も同様に素晴らしい成果を収めました。彼はワールドランキング29位であり、準々決勝では韓国選手のリム・ジェユンに15対9で勝利。準決勝ではワールドランキング37位の選手に10対15で敗れましたが、自身にとってはシニア国際大会での初メダル獲得となりました。表彰式では小久保選手の晴れやかな笑顔が印象的でした。
小久保選手は、「シニアカテゴリーで初めてメダルを手にし、本当に嬉しいです。冷静に戦えたことで成長を実感しました。機会を逃してしまったこともあり、このメダルは私のフェンシング人生の分岐点だと感じています。次は金メダルを目指し、さらに努力しますので、引き続き応援をよろしくお願いします」と述べています。
二人の活躍は、日本のフェンシング界に新たな希望の光を示しました。特にストリーツ選手のように、今大会で初めてのメダルを獲得した選手がいることは、後進の選手たちにとっても励みとなるでしょう。アジア選手権での成功を基に、今後の彼らの活躍が楽しみです。
大会の詳しい結果は、
こちらのリンクからご覧いただけます。また、今回のメダル獲得を嬉しく思うファンの方々に向けて、写真もダウンロードできるように用意しています。どうぞお好きに活用してください。クレジットは(公社)日本フェンシング協会にてお願いします。
これからもストリーツ海飛選手と小久保真旺選手の活躍を応援し続けようと思います。彼らの次なる挑戦を心待ちにしましょう。