渋谷発、スマホを置いて“音”で楽しむ新食体験「音飯プロジェクト」始動！

渋谷区の17店舗の飲食店と在京ラジオ局5局が協力した新プロジェクト「音飯」が、2024年3月13日から始まります。このプロジェクトは、現代社会における「スマホ見ながら食事」する習慣が、食事本来の味わいにどのように影響を与えているのかを探る目的で開始されました。

スマホ依存の食事に潜む問題

味の素株式会社が実施した調査によると、10～20代の約80%の人々が食事中にスマホを見ることが常習化していることが分かりました。その中で、約半数が「一人での食事では味わえていない」と感じているという結果が出ています。これらのデータは、食事に対する真の味わいが失われている可能性を示唆しています。

「音飯プロジェクト」の誕生

この課題に対処するために、味の素は「音飯プロジェクト」を立ち上げました。「音飯」とは、食事中にスマホを置き、音楽やラジオを聴きながら食事を楽しむ新しいスタイルの食体験です。プロジェクトは、渋谷区の17店舗で実施され、スマホを置くことで食事本来の美味しさを再発見することを目指しています。

プロジェクトの発表は「JINNAN CAFE」で行われ、ここには特別ゲストとしてももいろクローバーZの佐々木彩夏さんが参加しています。彼女は自らの食事スタイルについて語り、「音飯」を体験した感想として、「いつもより料理の見た目や味に集中できた」と語りました。

音楽と食事のハーモニー

「音飯」を体験する流れはシンプルです。まず、自分の好きな音楽やラジオを設定し、スマホを裏返してテーブルに置きます。次に、イヤフォンやヘッドフォンを装着し、音を聴きながら食事を楽しみます。周囲の声が聞こえる程度の音量にすることで、他の人とのコミュニケーションも楽しめる新感覚の食事体験となることが期待されています。

賛同店舗の多様性

「音飯プロジェクト」は、ラーメンやカレー、ハンバーガーなど、ジャンルを超えた多様な飲食店と提携しています。それぞれの店舗で、食事をしながら体験できるオリジナルの音声コンテンツも提供される予定です。

味の素ブランドが提唱するこのプロジェクトは、忙しい現代に生きる若者たちが、音楽と共に食事を楽しみ、その美味しさを再認識する場となるでしょう。新たなスタイルの食事体験を通じて、より心豊かな食生活を手に入れたいものです。