COLDRAWの新たな挑戦
2025年、COLDRAW株式会社が提案するノンアルコール飲料が、次世代の飲料文化を創造しようとしている。特許技術に基づく冷温減圧抽出法によって、植物の隠れた魅力を最大限に引き出した「ネイチャーカクテル」は、自然の恵みをそのまま楽しむことができる新しい飲み物である。10月30日から11月9日に開催された「Japan Mobility Show 2025」では、このブランドが注目を集めた。
地産地消型ノンアルコールドリンク
展示エリアでは、目に見える植物素材とともに、COLDRAWの抽出機が来場者の興味を引いた。「Tokyo Future Tour 2035」エリアでの展示は、未来のモビリティ社会でどのように飲料文化が進化するかを示すために企画されたもので、地元の植物をその場で抽出し提供する提案がなされていた。
COLDRAWの技術理念
COLDRAWは「自然を引き出し、自然を飲む」という理念のもと、独自の抽出技術を活用している。この技術は、熱や圧力をかけずに、植物由来の香りや味わいをやさしく引き出すことで、自然そのものを最良の形で体験できることを目的としている。展示では、紅茶やハーブ、果物、花、根などの毎日の飲料として親しめる可能性が示された。
特に、今回の新作には「薔薇ほうじ」と「阿波柑」が加わり、来場者はこの新しいノンアルコール体験を確かめる貴重な機会を得られた。
環境への配慮
COLDRAWが目指すのは、地球環境に優しい飲料作りである。従来の飲料製造プロセスは加熱や長距離輸送を伴うことが多いが、COLDRAWはその場の水を使い乾燥した植物素材を抽出するという新しい手法を採用している。この方法により、移動エネルギーや冷蔵保存の必要がなく、持続可能な飲料体験を実現する。
モビリティとの融合
未来の車内では、COLDRAWの抽出機能が搭載され、移動中に植物の香りを引き出せるようになる。車の運転時間が一杯の飲料を楽しむ時間に早変わりする。これにより、ただの移動が、地球環境にやさしい行動として位置づけられる。
未来へのビジョン
COLDRAWの提案する「自然を飲む」という新たな文化は、日本だけでなく、世界中の飲料文化を豊かにする可能性を秘めている。数十万種もの植物が持つ香りや物語を日常生活に取り入れることで、私たちの嗜好や地球の生態系がより豊かに広がることが期待される。
COLDRAWの展望
COLDRAWは、今後も新たな飲料文化の創造に挑み続ける。移動体験の中で「飲料をつくる」という概念を提案し、自然、技術、人をつなぐ新たな食産業を育てていくことを目指している。2025年2月から三井不動産が展開する&mogにCOLDRAW抽出所を開設し、研究開発活動が進められる予定だ。これからのCOLDRAWから目が離せない。