2025年SUPER FORMULA開発テストの新ドライバー発表
2025年シーズンに向けた全日本スーパーフォーミュラ選手権の開発テストが待望される中、株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、山本尚貴選手と国本雄資選手という二人の実力派ドライバーを起用することを発表しました。両選手は、SUPER FORMULAのシリーズチャンピオンを経験しており、その経歴に裏打ちされた技術力と経験が期待されます。
開発テストの内容
2025年の開発テストは、宮城県のスポーツランドSUGOにて5月27日(火)と28日(水)の二日間行われます。JRPは「SUPER FORMULA NEXT50」プロジェクトを進行中で、カーボンニュートラルとエンターテインメント性の向上を図るため、各メーカーが協力して開発を進めています。特に、2023年から使用されている「SF23」では、CO2の排出削減に大きく貢献するバイオコンポジット素材が使用されているのも特徴の一つです。
ドライバーのプロフィール
山本尚貴選手
1988年栃木県生まれの山本選手は、6歳からカートに乗り始め、2010年には全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦。以来、彼は2013年、2018年、2020年の3回にわたり、全日本スーパーフォーミュラ選手権でのシリーズチャンピオンに輝いています。2024年に、15年間にわたるトップフォーミュラ推進のキャリアに幕を下ろしましたが、今年は開発車両に乗ることになり、アスリート委員会の委員長としても活動しています。
彼は、「White Tiger SF23(白寅)」を担当し、選手権の発展に寄与することを誓いました。
国本雄資選手
1990年に神奈川県で生まれた国本選手も、6歳からカートに乗り始めており、2011年には全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参加。2016年にはシリーズチャンピオンを獲得し、14年間に渡るフォーミュラカーのキャリアを持ちます。この度「Red Tiger SF23(赤寅)」のドライバーとして復帰。彼は自身の経験を活かし、タイヤがメインとなる開発テストで、観客を感動させるようなレースを心がけています。
期待されるカーボンニュートラルの進展
JRPが手掛けるSUPER FORMULA NEXT50プロジェクトは、カーボンニュートラルを目指した取り組みが進展している点が注目されます。今後も、CO2排出量を軽減するための材料や製造方法が求められる中、確実に進化を遂げることでしょう。これにより、フォーミュラカーの未来はますます持続可能な方向へと向かっていくはずです。
今後の開発テストの詳細なレポートにもご期待ください。2025年のSUPER FORMULAが、どのような進化を遂げるのか、ファンとしても目が離せません。