インクルーシブ運動会を目指して、3者が結束
日本財団パラスポーツサポートセンター(以下、パラサポ)が、日本体育大学と日本女子体育大学との三者連携協定を締結しました。この協定は、障がいの有無を問わず全ての子どもが参加できる「パラサポ!インクルーシブ運動会」を通じて、特別なダンス種目を共同で創作し、普及させることを目的としています。まずは2026年までに新たな「インクルーシブなダンス種目」を作り上げ、2027年春季運動会から全国で実施される予定です。
インクルーシブなダンス種目の創作
この新たに創作されるダンス種目は、障がいのある子どもたちを含む全ての子どもたちの声を反映し、オリジナル楽曲も制作される予定です。日本体育大学は特別支援学校を附属校として運営しており、障がい者支援に力を入れてきた実績があります。一方の日本女子体育大学は、「ダンス学」の専攻を持つ国内唯一の大学として、専門的な知識や技術を提供します。
この三者の専門知識が集まることで、誰もが楽しむことができるダンス作品が生まれることになります。特徴的なのは、子どもたちがリーダーとしての役割を持ち、「全員が主役」となれる演目を設けること。これにより、他者との協働や多様性を尊重する姿勢を育成します。
新学習指導要領に対応
2027年春から実施される新学習指導要領では、特別活動や多様な他者との協働力が重視されます。このような教育の変化に対し、インクルーシブなダンス種目が貢献できることは大変重要です。子どもたちがそれぞれの個性を発揮できる場を提供することで、共生社会の実現を目指します。
本協定に寄せた期待
パラサポの会長である山脇康氏は、運動会が子どもたちにとって大切な学校行事であり、仲間と力を合わせて成長を実感できる場であると強調しました。「誰もが楽しく踊れるインクルーシブなダンスを創作し、学びの日々を広げていくことこそ、私たちの使命です」とも語っています。
日本体育大学の常務理事・今村裕氏は、スポーツを通じて人と人との違いを尊重し、新たな価値を生み出すことに意義を感じています。彼は、障がいにかかわらず全ての子どもたちが笑顔で成長できることを期待しています。
日本女子体育大学の理事長・石﨑朔子氏は、ダンスを通じて自己表現の喜びを広めたいと述べ、高い専門性を持つダンスを通じて全ての子どもたちが楽しめる環境をつくることが重要であることを強調しています。
「パラサポ!インクルーシブ運動会」の展望
「パラサポ!インクルーシブ運動会」は2024年5月から「車いすリレー種目」を始めるなど、障がいの有無にかかわらず誰もが参加できる運動会種目を導入しています。これにより、小学校や特別支援学校における教育現場で多様性の重要性を学ぶ機会を提供します。2027年の実施を見据え、全国の学校で展開されることで、この運動会が子どもたちにとっての新しい楽しみや成長の場となることが期待されます。
公式サイト
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今後の展開に注目です。