『2025大阪・関西万博』で魅せる安全性への挑戦
2025年に開催予定の『大阪・関西万博』では、多くの企業が技術や製品を展示しますが、その中でも特に注目されているのがオージーケー技研株式会社です。大阪府東大阪市に本社を構えるこの企業は、日本の自転車用チャイルドシート市場でのトップシェアを誇ります。
東大阪のモノづくりの力
オージーケー技研は、9月5日から8日までの期間中、万博の「大阪ウィーク」に出展します。その主な目的は、東大阪という地域のモノづくりの魅力を広く伝えることです。この地域はシェアと優れた技術力を持つ企業が多く集まり、経済の活性化に貢献しています。オージーケー技研自身も、東大阪ブランドに認定された製品、「グランディアゼロプラス」と「ふたごじてんしゃアシスト」を展示します。
自転車用チャイルドシート「グランディアゼロプラス」
オージーケー技研の自社製品、グランディアゼロプラスは、特に安全性に配慮した設計が特徴的です。これは、2019年に改良された「アラウンドヘッドガード」によって、頭部を270度守ることができる構造が採用されています。さらに、計算された衝撃吸収技術「ZEROTECT」を搭載し、事故時の重症化リスクを約80%も軽減します。2023年には、この技術をさらに進化させたモデルもリリースされています。
未来を見据えた新技術開発
さらに、オージーケー技研は「ケガゼロミッション」を掲げ、自転車事故から子どもたちを守るための努力を続けています。シートベルトの使いやすさにも配慮し、マグネットバックルの採用やホッピングパッドの設置など、子どもを乗せる際のストレスを軽減する工夫も施されています。これにより、安全性だけでなく、日常の使いやすさも追求されています。
複数のニーズに応える「ふたごじてんしゃアシスト」
また、東大阪ブランドに認定されている「ふたごじてんしゃアシスト」は、日本初の電動アシスト付きの双子用自転車です。双子育児を行う家庭にとって、外出時には非常に便利で、800人以上の双子ママと共同で開発したこの自転車は、多くの家族に支持されています。特に、電動アシストはよりスムーズで快適な移動を可能にし、日常の生活をより豊かにしています。
OEM・ODM事業の展開
オージーケー技研は、自社技術を応用し、樹脂製品のOEM・ODM事業も開始しました。これにより、自転車用チャイルドシートで培った高度な技術を他の製品分野にも展開し、幅広いニーズに応えることを目指しています。この取り組みにより、各業界での安全性や機能性、デザイン性が向上し、東大阪から新しい可能性を生み出すことが期待されています。
おわりに
大阪・関西万博での展示は、単なる企業のプロモーションを超え、地域の技術力を示す大きなチャンスです。オージーケー技研の取り組みや製品は、多くの方々に安全性や創造性の重要性、そしてモノづくりの価値を知ってもらう良い機会となることでしょう。これからも、東大阪の名を全国に広めていく活動に注目が集まります。