ヤマダホールディングスが提示する新しいカーライフ体験
群馬県高崎市に本社を置くヤマダホールディングスが、2025年11月27日より新たにクルマのサブスクリプションサービス「ヤマダ×ノレル」を提供開始します。このサービスは、家電業界で培われたノウハウを踏まえ、生活の必需品としての“クルマ”を提供する新しい試みです。
「ヤマダ×ノレル」とは
「ヤマダ×ノレル」は専用のスマホアプリ「ヤマダマイくる」を通じて、簡単にクルマを利用できるサブスクリプション型のサービスです。利用者は車両のラインナップを確認し、申し込みから契約後の案内までをスマートフォン一つで完結させることが可能。これにより、従来の「買う・借りる」という選択肢から脱却し、より自由なモビリティ体験を提供します。
サービス開始の背景
ヤマダホールディングスは「くらしまるごと」戦略の一環として、家電や住まい、金融に加え、生活の中で必要なインフラの強化を推進しています。この流れの中でクルマは '使えるもの' として再定義され、すべての人にアクセスできる移動手段となることを目指しています。そして、その実現のために株式会社IDOM CaaS Technology(ICT)との提携が決まりました。
今後の計画
今後は家電方面とのクロスプロモーションや、店頭でのサポート体制を強化し、ヤマダポイントとの提携を進めることで、さらなる利便性向上を目指します。ユーザーにとっては、クルマ選びの新たな選択肢が広がることになります。
企業の思い
ヤマダホールディングスのEVモビリティ事業部の事業部長である金子哲治氏は、「私たちは『ヤマダ×ノレル』を、日常生活の中で自然にクルマを使える新たなインフラと考えています。気軽に使ってみたくなるような設計を心掛けており、今後は家電との連携提案を通じて『ヤマダにクルマがある』という認識を広げていきたい」とコメントしています。
一方、ICTの事業開発部部長神野幸貴氏は、生活に密着した企業であるヤマダホールディングスとの連携は、多くのユーザーの日常に新たなクルマの体験をもたらすという期待の表れです。彼は「より多くの人々に『選んでよかった』と思っていただける体験を提供するため、引き続き努力していきます」と意気込みを語ります。
スマホアプリ「ヤマダマイくる」の活用
さらに、スマホアプリ「ヤマダマイくる」では、ユーザーは自身のクルマ情報を登録でき、適切なサービス情報を受け取ることが可能。地域のYMBPパートナー事業者とも連携し、必要なサービスを簡単に申し込むことができます。これにより、従来からのYAMADA会員も「ヤマダマイくる」を通じてさらなる便利さを享受できます。
会社概要
「ヤマダ×ノレル」を展開する株式会社IDOM CaaS Technologyは、中古車販売の大手であるガリバーを展開する株式会社IDOMの関連会社で、カーリースやレンタカー、カーローンなどのCaaSを提供しています。今回の提携により、ヤマダのインフラを活用した新サービスが実現し、多様なニーズに対応できるはずです。
まとめ
ヤマダホールディングスの「ヤマダ×ノレル」は、ただのカーリースではなく、クルマの新しい可能性を提示するサービスです。日常の中でクルマを自然に利用できるよう改良されたこのシステムは、より多くの方々の生活に彩りを加えることでしょう。今後の展開が非常に楽しみです。