セミナーレポート:PAPAMOの発達支援の未来
2023年7月15日、PAPAMO株式会社の代表橋本咲子氏が、トラストバンク主催のオンラインセミナー「子どもの『得意』を伸ばし、『困りごと』に寄り添う」に登壇しました。このセミナーは、自治体と教育関係者を対象に、地域共創の新たなモデルとしてのガバメントクラウドファンディング(GCF®)の活用法を探るもので、全国の自治体職員や教育関係者が多数参加していました。
セミナーの概要と目的
トラストバンクが主催したこのセミナーの主旨は、ふるさと納税を活用して地域課題の解決に向けた資金調達の可能性を広げることです。橋本代表は、PAPAMOのオンライン発達支援サービス「へやすぽアシスト」の具体的な取り組みを紹介し、地域活性化のための一つの具体的な施策としてGCF®を提案しました。
PAPAMOの活動とGCF®の活用
PAPAMOが展開する「へやすぽアシスト」は、理学療法士や作業療法士による専門的な指導を基にした、全国どこでも参加できるオンライン運動・発達支援サービスです。橋本代表は、サービスを通じてこれまでに支援した子どもたちの実績や、その成果について詳しく述べました。累計の支援実績は30,000件を超え、97%の高い会員継続率を誇っています。
特に、「姿勢の問題や集中力の欠如は体の使い方に起因する」とした橋本代表の言葉は、参加者の心に響いたことでしょう。また、地域の教育機関や福祉施設と連携し、発達支援のセミナーや勉強会を開催することの重要性も強調されました。
ガバメントクラウドファンディングの可能性
トラストバンクの荒井氏によるGCF®の説明では、このプログラムが地域の課題を可視化し、地域住民を巻き込む手法として機能していることが語られました。これまでに3540件以上のプロジェクトが支援され、210億円以上の寄付が集まっています。自治体にとって、GCF®は単なる資金調達の道具にとどまらず、地域と連携しながらより良い未来を築くための重要なツールであると言えます。
SOZOWのデジタル教育支援
セミナーではまた、SOZOW株式会社の井上忠大氏も登壇し、デジタル教育支援の取り組みについて説明しました。SOZOWは、マインクラフトやプログラミング、映像制作を活用した「エデュテイメント」形式のオリジナルコンテンツを500以上提供しており、全国的な人気を誇ります。これにより、子どもたちが最新のテクノロジーを体験し、非認知能力を育む機会を提供しています。
今後の展望
このセミナーを通じて、多くの自治体にPAPAMOの活動やGCF®の活用法に興味を持っていただけました。PAPAMOでは、今後も地域のニーズに応じた具体的な支援を提案し続け、「誰もが自分らしさを育めるインフラ」の構築を目指していきます。
今回のセミナーは、寒冷対策だけでなく、子どもたちの未来を見据えた新たな施策が模索される意義深い機会となりました。発達支援に関するPAPAMOの取り組みやGCF®の活用が、地域活性化の一助となることを期待しています。