エコと地域支援の新たな試み
福岡に新しいエコの形が生まれました。アビスパ福岡と株式会社紙資源が手を組み、地域の資源をリサイクルする「エコパスチャレンジ」プロジェクトを推進しています。特に注目すべきは、集まった資源物から生まれたオリジナルトイレットペーパーの寄贈です。このペーパーは、アビスパ福岡のクラブカラーであるネイビーに彩られ、ベスト電器スタジアムに設置されることが決まりました。
このプロジェクトは、地域の企業やファンサポーターから集めた資源物をリサイクルし、その収益の一部を活用して製作されたものです。2025年10月4日(土)から、スタジアム内のトイレで使用される予定で、具体的にはメインスタンドやバックスタンド、さらに東平尾公園区域内のトイレにも設置される予定です。
リサイクル活動の成果
「エコパスチャレンジ」が目指すのは、地域支援と資源循環の両立です。これにより、スタジアムで目に見える形でリサイクルの成果を実感することができ、地域の皆さんと企業との連携が強化されます。この取り組みは、単なるリサイクルの枠を超えて、地域社会の一部として機能していくことが期待されています。
プロジェクトには、3つの柱があります。それは、1) 身近にできるSDGsの普及、2) 福岡の街にネイビーカラーを広めること、3) 本業を通じた社会貢献です。これらを基に、株式会社紙資源はアビスパ福岡と協力し、地域とクラブを結びつける持続的な活動を展開していくことでしょう。
シャレン活動とは?
「シャレン」とは、Jリーグが推進する社会連携活動で、地域社会のさまざまな課題に対する解決策を模索する取り組みを指します。教育やまちづくり、健康、世代間交流といったテーマを設定し、様々なステークホルダーが連携して持続可能な地域社会の形成を目指しています。アビスパ福岡が主導するこの活動においては、「教育」「社会」「まちづくり」をテーマに、よりよい社会を創り出していくことが求められています。
株式会社紙資源について
株式会社紙資源は、44年の歴史を持つリサイクル企業で、福岡市東区に本社を構えています。「すべてを資源に」を掲げ、紙に限らず鉄・非鉄金属、プラスチック、古着などのリユースを行い、さらに産業廃棄物の収集運搬・処分や廃太陽光パネルの処理など、多岐にわたる分野でリサイクル事業を展開しています。社会貢献を本業の核とし、循環型社会の実現と地域との共生を目指しています。
今後もアビスパ福岡と株式会社紙資源の取り組みは、地域の皆さまに支持されながら、さまざまな活動を展開していくことが期待されています。私たち一人一人が持続可能な社会作りに向けて、少しでも行動を起こしていくことが求められています。そして、新たな試みによって、私たちの街がもっとエコフレンドリーになっていくことを願っています。