最期の歌と願い
2025-05-23 18:42:29

石川さゆりと最期の歌詞が描く女性たちの物語

石川さゆりとともず唱平の最後の歌



ドキュメンタリー番組『ドキュメンタリー7』の最新回では、名歌手・石川さゆりさんと著名な作詞家・もず唱平さんが贈る新曲「棉の花」の背後に秘められた物語に迫ります。この楽曲は、貧しくも懸命に生きた女性たちの過去に光を当て、彼女たちへの敬意を表すものです。

河内木綿の歴史



「棉の花」とは、河内地方で生産されていた「河内木綿」を指します。明治時代から栄えていたこの産業は、今では安価な外国産に押され、ほとんど生産されていません。この楽曲は、そんな「河内木綿」が栄えた時代に、生活を支えるために懸命に働く女性たちの切ない物語からインスパイアされました。彼女たちの姿は、まるで純白の棉の花のように美しく、静かに心に響く歌詞として表現されています。

作詞家・もず唱平の想い



今回の歌詞を手掛けたのは、浪花の名作詞家・もず唱平さんです。彼は「釜ヶ崎人情」などの多くのヒット曲を作り上げてきましたが、昨年には体調不良を理由に引退を告白。しかし、石川さゆりさんからの温かい熱意に応え、彼の人生最後の作品としてこの歌詞に取り組むこととなりました。彼は故郷である河内に長年住みつつ、地域の文化や女性たちの交流を深め、棉の種まきの現場にも通っていたそうです。

2025年の万博と平和の祈り



今年5月には、大阪・関西万博の会場にも姿を見せたもずさん。彼の活動の一環として、争いの絶えない地域との対話を重視し、平和への願いを込めて多くの出会いを求めてきました。この時の体験は、歌詞へのさらなる深みを与えることに繋がったことでしょう。

石川とともずの再会



河内で行われたコンサートでは、石川さんと再会したもずさん。楽屋で交わされた会話の中で「棉の花」に秘められた願いや、これからの世の中への期待などが語られました。お互いの絆を感じさせる瞬間は、歌の背景に深く重なるものになりました。彼らの対話から、音楽の力と信頼がどれほど大切であるかを教えてもらえます。

番組情報



この感動的なエピソードは、2025年5月31日(土)11時30分から、テレビ大阪で放送される『ドキュメンタリー7』で詳しく紹介されます。また、放送後にはTVerで過去の放送も視聴可能です。ぜひ、彼らの深い思いのこもった歌に触れてみてください。あなたの心に響くこと間違いなしです。


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