体操界の未来を描くナショナル合宿
2026年2月15日、東京の味の素ナショナルトレーニングセンターで、体操、トランポリン、新体操の日本代表選手や指導者たち約70名が集まり、「ナショナル合宿合同研修」が開催されました。本研修は、各競技の枠を超えて、日本体操界の未来を共に考えることを目的としています。
合宿のテーマと目的
この日のテーマは「体操界と私の未来」。選手たちは、これからの競技人生や自らの目的を見つめ直す機会を得て、メダル獲得の目標の奥にある、なぜ自分は体操に打ち込むのかという根源的な問いに向き合いました。この合宿は、競技への取り組み意識を高め、選手同士の一体感を生み出す貴重な時間となりました。
研修の内容
1. 目的・目標の深掘り
午前中のセッションでは、選手たち全員が「私たちはなぜ体操をするのか?」という問いに取り組みました。メダル獲得といった目標を追求するだけでなく、その先にある真の目的を再確認することで、競技人生を長期的に捉え直す重要な時間となりました。
2. 日本体操協会の理念の共有
次に、日本体操協会の藤田会長や髙橋委員長から、協会が大切にしている理念や行動指針が共有されました。選手たちは、この理念の背後にある意義を理解し、共感したことをシェアすることで、協会の目指す方向性を共有しました。
3. 価値観と未来のプレゼンテーション
午後のセッションでは、選手とスタッフが同じテーブルで意見を交わし合いました。それぞれが大切にする価値観や、体操を通して創り出したい未来について90秒間のプレゼンテーションを行い、お互いのビジョンを深く理解し合いました。
4. ワークショップによる未来の議論
最後に、「私たちが創り出す体操界の未来」というテーマでのディスカッションが行われ、コーチ陣も参加しました。参加者たちは様々なアイディアをポスターに書き出し、未来の体操界について共に描いていくプロセスを経ました。また、ポスターは視覚化され、クライマックスにはコミットメント宣言が行われ、チームジャパンとしての意志を一つにしました。
参加者の声
参加した選手たちは、距離が縮まり、共通の目標に向かって一つに集まったことが印象深かったと語っています。トランポリン男子代表の西岡選手は、「今回の研修の内容が、今後の大会での力になる」と述べ、新体操の西本選手は「交流を通じて、自分が大切にしたいことが深まった」と感想を寄せました。日本体操協会の水鳥強化統括責任者も、この研修が競技環境を向上させる第一歩になると期待を寄せています。
このように、体操界の未来を真剣に議論し、一体感を高めるための貴重な機会となった「ナショナル合宿合同研修」は、大きな成功を収めました。今後の日本体操界の飛躍を更に期待しつつ、それぞれの選手一人一人の成長を見守っていきたいと思います。