全国映画感想文コンクール2024での頂点が決定！夢の舞台へと羽ばたく子供たち

全国映画感想文コンクール2024の結果発表！

文部科学省の後援を受けて開催された「全国映画感想文コンクール2024」が、今年も大成功を収めました。このコンクールは、映画を通じて子どもたちが思考力や表現力を養うことを目的とし、2013年にスタートしました。今年は、特に注目すべき結果が得られました。

まず、総応募数は15,024と過去最多を記録し、全47都道府県からも応募がありました。さらに、海外からもニューヨークとアリゾナという2州からの応募が寄せられ、国際的な広がりを見せています。このように、コンクールの存在が着実に広まっていることを示す良い兆候と言えるでしょう。

各部門の受賞者

個人賞では、学年ごとに全国グランプリが選ばれました。まず、低学年の部では群馬県の大泉町立南小学校の2年生、柿沼英虎さんが『リメンバー・ミー』について書いた感想文「家族っていいな」で受賞しました。

中学年の部では、滋賀県の滋賀大学教育学部附属小学校の4年生、山中澪さんが『ルドルフとイッパイアッテナ』に関しての「いつかの君へ～私は強くなる～」というタイトルでグランプリに輝きました。

高学年の部では、東京都の台東区立金曽木小学校6年生、藤原啓一郎さんが『FLY！/フライ！』に着目した感想文「遠いジャマイカじゃなくても」が評価されました。

そして、中学校の部では千葉県の習志野市立第四中学校の2年生、諏訪夏美さんの『聲の形』が見事に選ばれ、その感想文も多くの共感を呼びました。

特に、SDGs賞には大阪府の大阪教育大学附属天王寺中学校の加藤結萌梨さんが『梅切らぬバカ』について「多様性を見つめ直す」という力強いメッセージを寄せて受賞しました。

団体賞の受賞校

今年度、最優秀団体賞には滋賀大学教育学部附属小学校が輝きました。彼らの取り組みが評価され、2年連続での受賞となります。これは、学校全体で映画鑑賞や感想文に取り組む姿勢があったからこそ実現した結果です。

映画鑑賞と感想文の効果

「映画でココロとコトバを育む」をスローガンに掲げ、このコンクールは映画を通じて子どもたちの思考力やコミュニケーション力を伸ばすことを目的としています。映画を観た後、その感動や学びを言葉にすることで、自己表現の力も養われるのです。

今年度の鑑賞方法では、配信が39％、映画館が34％と、近年の配信サービスの浸透を反映した結果となっています。また、鑑賞された作品では、『インサイド・ヘッド２』が988編という圧倒的な数で最も多く選ばれました。

コンクールを通じて、全国の子どもたちが様々な映画から得た感動や考えをどのように文章化しているのか、ぜひ公式のホームページを通じてご覧いただき、その多様な視点に触れていただければと思います。彼らの思いを知ることで、また次の映画観賞への興味も高まることでしょう。

公式情報

詳細については、公式HPにて受賞者の感想文や受賞理由が公開されていますので、是非アクセスしてみてください。公式HPはこちら：全国映画感想文コンクール公式HP

このように、映画と共に育まれる心とことば。その中から新たな才能が生まれる瞬間を、我々は見守り続けたいと思っています。次回は、さらに多くの応募と素晴らしい感想が寄せられることを期待し、全国の子どもたちを応援していきましょう。