D&Dホールディングス、RK運送を完全子会社化し物流網を強化

株式会社D&DホールディングスがRK運送を完全子会社化

東京・中央区に本社を置く株式会社D&Dホールディングス（代表取締役社長：竹村嘉規）は、軽貨物配送事業を展開するRK運送合同会社（本社：東京都板橋区、代表社員：早坂諒）との持分譲渡契約を結び、2025年の10月31日付でRK運送を完全子会社化することを発表しました。この動きは、近年のEC市場の拡大と共に高まる冷凍・冷蔵貨物配送の需要に応えるものとして注目されています。

持分譲渡の背景

昨今、EC市場の成長に伴い、温度管理を必要とするコールドチェーン物流の重要性が増しています。D&Dグループの一員である株式会社ラストワンマイル・パートナーズ（以下、L1mP）は、これまで常温配送を中心に事業を運営してきましたが、RK運送の子会社化により冷凍・冷蔵配送能力を強化し、総合的なラストワンマイル体制を構築します。これにより、既存の取引先に対してもより充実したサービスを提供し、収益基盤を強化する狙いがあります。

期待される効果

この持分譲受により、いくつかのメリットが期待されています。まず、D&Dグループは冷凍・冷蔵輸送の取り込みによって、食品、外食産業、医薬品といった多様な業界ニーズに応えることができるようになります。また、L1mPの配送ネットワークとRK運送の冷凍配送体制の統合が進むことで、より効率的な運行・車両稼働が実現されます。さらに、中長期的には単価の高いコールドチェーンにおける収益の安定化を図ることで、収益基盤の強化も図ります。

経営体制の整備

D&Dグループは、適切なガバナンス方針に基づいた経営体制を確立し、事業の健全な運営を支えることを目指しています。RK運送を子会社化した後は、L1mPの営業・管理基盤を最大限に活用し、需要創出を推進していく予定です。両社が融合した経営ノウハウを活かしてさらに成長を続けることで、配送効率の最適化や人員の適正配置、継続的な設備投資を行い、高品質かつ柔軟なラストワンマイルの物流体制を整備していきます。