中古車買取相場動向レポート(2025年5月版)
2025年の中古車市場において、4月は一時的に買取相場が小休止といった様相を呈しましたが、これにはいくつかの主要な要因が影響しています。特に、過去数ヶ月の円高の影響や国際的な取引の不確実性が関係しているとされています。しかし、5月以降は市場が持ち直す見込みであり、夏前にはさらに回復する期待が持たれています。
中古車買取相場の背景
2024年に国内での登録台数は約649万台でした。この結果、日本の中古車は海外バイヤーの注目を集めています。日本車の特性や車検制度が影響し、状態の良い車が多いことが人気の理由です。また、ここ最近は円安が進行しているため、日本の中古車が海外市場で''お得''に見えることも、買取市場の活性化要因となっています。
主な輸出先にはUAE、ロシア、モンゴルに加え、アフリカ各国やニュージーランド、スリランカが含まれています。特に左側通行の国々では右ハンドル車の需要が高まっており、国内の買取相場が急崩れするリスクは低いと見られています。
銘柄別買取相場の変動
2025年春のデータでは、買取相場は3月を底に再び上昇傾向が見られます。特に夏のボーナス時期に向けて、車の仕入れ状況が活発になるため、過去最高値を更新する可能性が示唆されています。4月中は一時相場が下がったものの、これはおそらく以下の要因によるものです。
a- アメリカの関税政策による不安定さ
a- 国内需要の一時的な減少
しかし、5月以降は再び相場が持ち直しており、2020年から2022年式の高年式車の供給が制限されているため、売り手市場は続くと予測されています。
ボディタイプ別買取ランキング
「車選びドットコム」が発表した最新のボディタイプ別買取ランキングにおいて、軽自動車、ミニバン/ワンボックス、コンパクトカーが依然人気を保っています。以下、ランキングを示します。
1.
軽自動車 - 28.0% (+0.1%)
2.
ミニバン/ワンボックス - 19.0% (+0.2%)
3.
コンパクト/ハッチバック - 16.8% (-1.1%)
4.
SUV/クロカン - 7.5% (-1.2%)
5.
軽バン/軽ワゴン - 6.8% (+0.5%)
国産車は特に軽自動車とミニバンに人気が集中しています。対照的にセダンは国内での需要は薄いものの、海外市場での活発な買取が続いています。
輸入車について見ても、次のような傾向が見受けられます。
1.
SUV/クロカン - 23.8% (+2.3%)
2.
コンパクト/ハッチバック - 21.0% (-1.1%)
3.
セダン/ハードトップ - 19.7% (-0.8%)
4.
クーペ - 11.6% (+1.8%)
5.
ステーションワゴン - 8.1% (-3.8%)
輸入車は前月に比べて買取に出された台数が減少しましたが、SUVが引き続き人気のためランキングのトップを維持しています。9
まとめ
「車選びドットコムの一括査定」では、最新の中古車買取情報や査定ユーザーの口コミをもとに、車の売却に関する有益な情報を提供しています。市場の動向を見極めるためにも、活用してみると良いでしょう。
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