子どもたちが能楽の魅力を体験する夏の特別イベント開催

能と狂言の魅力を探る夏休みイベント

横浜のランドマークプラザ5階に位置するOTABISHO横浜能楽堂では、2025年の8月8日（金）から11日（月・祝）の4日間、「夏休みこども能楽研究所」という特別イベントを開催します。このイベントは、子どもたちが能と狂言の独特な舞台の世界を楽しく学び、体験する機会を提供するものです。

イベントの見どころ

「夏休みこども能楽研究所」では、さまざまなアクティビティが用意されています。期間中には、能や狂言の魅力を解説する動画が上映され、館内にはクイズコーナーや関連本の展示もあります。また、特別コーナーでは、能面を覗いての記念撮影や、自分だけの「面」を描いて写真を撮ることも楽しめます。これにより、子どもたちは芸能の面白さを直感的に体感することができます。

特別イベント「能舞台模型キットをつくろう！」

さらに、特別なワークショップ「能舞台模型キットをつくろう！」も行われます。このワークショップは、井上仁行氏が指導するもので、参加者はミニチュアの「能舞台」を組み立てながら、その構造や役割を学びます。

能舞台は約6メートル四方の「本舞台」と、「橋掛り」と呼ばれる斜めに伸びる部分で構成されており、演者は「揚幕」という幕の向こうから登場します。このような舞台の仕組みを実際に手を動かしながら理解することで、子どもたちの興味を引き出す素晴らしい機会となるでしょう。