2025年3月8日と9日に行われた第37回全日本ライフセービング・プール競技選手権大会が東京アクアティクスセンターにて開催されました。この大会で、湯河原ライフセービングクラブが総合優勝を果たし、3連覇を達成しました。湯河原ライフセービングクラブは、2022年から続き、今回も堂々としたパフォーマンスを見せました。
優勝チームの競技成績
大会では、湯河原ライフセービングクラブが185ポイントを獲得し、2位の西浜サーフライフセービングクラブ(127ポイント)に大きく差をつけました。この大会の目玉である混合リレー競技では、湯河原ライフセービングクラブが2位に約6秒の差をつけて優勝し、チーム全体の力強さが感じられました。また、3位には前大会で15位だった白浜ライフセービングクラブが入り、躍進を見せました。
障害物スイムとマネキンキャリーでの新記録
今大会では、5つの日本新記録と24の大会新記録が誕生しました。中でも、湯河原ライフセービングクラブの待井ひなた選手は、3つの日本記録を更新し、圧倒的な強さを見せました。
特にマネキンキャリーでは、女性部門で彼女が34.35秒で新記録を打ち立て、他の選手たちも続々と新記録を更新しました。男性部門では、白浜ライフセービングクラブの原柊太選手が29.68秒で日本記録を樹立しました。
ライフセービングの魅力
ライフセービングスポーツは、実際のレスキューを模した競技です。泳ぐだけでなく、正確さも求められます。特にラインスロー競技は、泳がずに助ける技術を競います。この大会でも女子の部で双木梨央と上村向日葵が優勝を飾りました。選手たちからは、「今年の夏に無事故での監視活動を達成したい」といった意気込みも聞かれました。
次年度の計画
次年度、また東京アクアティクスセンターで続く競技会は2026年2月に開催予定で、これからも多くの参加者が集まることでしょう。競技の魅力を広め、水辺の事故をゼロにすることが目指されています。コロナ禍からの回復を反映し、過去最多の選手数が参加するとのこと。ライフセービングスポーツに対する情熱が、ますます高まっています。
大会概要
- - 名称: 第37回全日本ライフセービング・プール競技選手権大会
- - 主催: 公益財団法人日本ライフセービング協会
- - 日程: 2025年3月8日(土)・9日(日)
- - 会場: 東京アクアティクスセンター
- - 参加者数: 38チーム457名
- - 後援: スポーツ庁、東京都、日本水泳連盟、日本赤十字社など
選手たちのさらなる成長と活躍が期待されます。今後もライフセービングスポーツの進展に注目です!