インドネシア初の専門高等学校設立に向けた地域貢献プロジェクト
新たな学びの場としての挑戦
株式会社アプティグローバルは、2026年にインドネシアに自動車整備や日本語を学べる専門高等学校「SMK UPTY GLOBAL」を開校することを発表しました。この学校は、なんとインドネシアで初めての正式な教育課程として日本語と自動車整備を学べる高校となります。これに先立ち、2025年12月に地域の交通インフラを改善するため、渡し船を新たに寄贈し、その周辺の道路を整地しました。
通学の不便さと地域の現状
カリパシール村は、バンダールランプン空港から車で2時間、途中に位置するバタンハリ川を渡らなければなりません。30年間橋の建設が行われておらず、住民はほぼ1隻だけで運行される有料の渡し船に頼るしかなかったのです。片道10,000ルピア(約94円)の運賃は多くの住民にとって負担が大きく、特に農業に従事する人々にとっての移動が難しい状況でした。
さらに渡船場周辺は整地されておらず、特に雨の日には車がスタックしまうことも頻繁にあったため、住民にとっては非常に危険な場所でもありました。
渡し船と道路整備の効果
寄贈された船は、従来のものの2倍以上の積載量を誇り、現在は新旧の船が運航しています。このおかげで、長時間の待ち時間が解消され、渡し船の運賃は利用者にとって無料となりました。道路の整備が行われたことで、緊急車両が安全かつ迅速に通れるようになり、地域の安全性も高まりました。住民からは「行動範囲が広がりとても助かる」との嬉しい声が上がっています。
SMK UPTY GLOBALの教育内容
この学校では、中学を卒業した生徒たちが3年間自動車整備、日本語、板金塗装、二輪車整備について学びます。日本企業から内定を得た場合、卒業生は「日本語と自動車整備ができる特定技能人材」として日本で活躍できる可能性があります。アプティグローバルは、外資系企業でありながら、P3MIの資格を持っているため、企業面接から就業契約、さらには日本でのサポートまで一貫して行います。
地域振興の将来性
アプティグローバルは今後、学校周辺に食品や日用品、飲食店、医療福祉施設などの誘致を進め、地域の発展に貢献することを目指しています。この専門高等学校は、教育を通じた地域の振興のモデルケースとなることが期待されています。
会社概要
アプティグローバルは、東京都渋谷区に本社を置き、創業は2019年12月、2024年には正式に学校を設立予定です。自動車業界向けの特定技能人材の育成に取り組んでおり、目標として10万人を日本の企業に送り出すことを掲げています。
教育と地域振興の新たなフロンティアへと歩み始めたアプティグローバル。彼らのチャレンジが、インドネシアにおける自動車産業の発展とともに、地域社会に新しい風をもたらすことを願っています。