丸亀製麺の栄冠
讃岐うどんの専門店、
丸亀製麺が、「Japan Branding Awards 2025」において最高賞である
GOLDを受賞しました。これは、経営の理念やビジョンをしっかりと実行に移し、その結果、顧客と従業員双方の幸福を追求した成果と言えるでしょう。
Japan Branding Awardsとは
この賞は2018年に設立された、日本初のブランディング評価のためのプラットフォームです。優れたブランディングを実践する企業や団体が評価され、彼らの取り組みが社会に共有されることで、さらなる企業の成長が促されています。2024年からは、急激な環境変化に対するブランド戦略が求められ、評価基準も改定されています。
丸亀製麺の選ばれた理由
インターブランドジャパンからの評価は、丸亀製麺が単に理想を掲げるだけでなく、「心的資本」という抽象的な概念を経営の中心に据え、そのプロセスを測定・改善して業績につなげたことにあります。約30,000人の従業員の幸福度を測る「ハピネススコア」の定期観測を行い、顧客の感動体験との関係を分析し、業績に結びつけたことで、企業としての成長を実現してきました。
具体的には、従業員の離職率改善や、採用時の人気の向上、さらには新商品の拡大など、様々な成果を挙げてきたのです。「感情を管理可能な資本に変える」という発想から生まれたこの経営モデルは、ブランド価値を高めるだけでなく、業績向上にも寄与しています。
社長のコメント
代表取締役社長の
山口寛氏は、この賞の受賞に際し、3年前のコロナ禍での困難を経た成長を振り返りました。「当時、受賞したことは社員たちに大きな自信となり、その後の成長に繋がった」と話し、今後も『心的資本経営』を掲げて、従業員の幸福と顧客の感動を両立させる努力を続けると誓いました。
心的資本経営の強み
心的資本経営とは、従業員の幸福と顧客の感動を重要な資本として捉え、両者の循環を促進する経営手法です。これによって、持続的な事業成長を達成することを目指しています。この理念のもと、丸亀製麺では従来の組織制度を刷新し、
ハピカンオフィサー制度を導入しました。
さらに、2025年12月24日には「丸亀ファミリーナイト」を実施し、従業員が家族との団らんを楽しむ時間を作ることで、働きやすい環境を整えています。来年からは、従業員の子どもたちの食事を支援する新たな福利厚生「家族食堂制度」も開始予定です。
ハピカン繁盛サイクルの実践
「ハピカン繁盛サイクル」は、顧客の体験が持続的な繁盛に繋がり、店舗の成果が従業員へ適切に還元されることで、幸福感が高まり、さらなる感動体験を生む良循環のモデルです。この独自のモデルは、全従業員に共有され、組織全体で支持される仕組みとなっています。
サステナブルな取り組み
丸亀製麺は、サステナブルな活動にも積極的です。兵庫県加古川市には、釜揚げうどん桶のリユースを進める「桶工房」を開設し、障がい者雇用の推進や環境への配慮を行っています。また、子どもたちに食の楽しさを伝える「こどもうどん教室」を開催し、食育にも力を入れています。
まとめ
丸亀製麺が楽しませてくれるのは、単なる食事ではありません。それは「生きているうどん」を通じて、心の温かさを伝える感動体験です。今後も「心的資本経営」を基盤に、丸亀製麺はさらなる成長と感動を追求し続けるでしょう。