歌舞伎の魅力を語る四代目中村鴈治郎、映画『国宝』の裏話を披露

四代目中村鴈治郎が語る歌舞伎の魅力

歌舞伎ファン必見のイベントが、2025年8月29日（金）に新宿で開催される予定です。出演は、著名な歌舞伎俳優である四代目中村鴈治郎さん。その魅力的な芸風とともに、映画『国宝』における撮影秘話や、近く新国立劇場で上演される「仮名手本忠臣蔵」に向けた心の準備についても語られる貴重な機会です。

このプレミアム講座は、株式会社朝日カルチャーセンター主催。早稲田大学教授の児玉竜一さんが聞き手となり、中村鴈治郎さんのインタビューが展開されます。映画『国宝』は、公開から46日間で486万人という驚異的な観客動員数を記録したヒット作。この映画の中で彼は「歌舞伎指導」としても関わり、その魅力を新しい世代に伝える役割を果たしました。

鴈治郎の背景

中村鴈治郎さんは、名優・四代目坂田藤十郎の長男であり、歌舞伎界の重要な存在。古典から新作まで多彩な役を演じるそのスタイルは幅広く、伝統の維持だけでなく、上方歌舞伎の発展にも寄与しています。特に『幸助餅』や『色気噺お伊勢帰り』のような新喜劇作品を歌舞伎として再構築し、多くの再演を重ねてきたことは、彼の功績の一つと言えるでしょう。

「仮名手本忠臣蔵」の初役に挑む際の心構えや、映画『国宝』の中でのエピソードなど、聞き手の児玉教授との掛け合いを通じて、観客たちに新たな視点を提供することでしょう。

イベント詳細

この講座は、新宿の朝日カルチャーセンターで行われます。料金はさまざまで、現地参加では歌舞伎公演のチケットが付いたものも用意されています。オンラインでの配信も行われるため、遠方からの参加者も楽しむことができます。チケット料金は、会場参加が13,164円から始まり、オンライン視聴が4,235円という設定です。定員は会場が100名、オンラインが500名であるため、事前の申し込みが必要です。

取材関連情報

イベント後には、中村鴈治郎さんへの囲み取材の時間も設けられており、貴重な意見を収集する機会が与えられます。メディア関係者は事前に申込書を提出する必要がありますので、詳細については主催者のホームページを確認してください。

この特別な講座を通じて、歌舞伎の奥深さと同時に、それが現代社会においてどのように生かされているかを考える絶好のチャンスです。スクリーンを通しても感じられるその魅力を、ぜひ聴きにいらしてください。