スターダムとCMLL、国際女子プロレスの新たな枠組みが始まる
2025年10月22日、日本の女子プロレス団体スターダムが、メキシコの名門プロレス団体CMLL(Consejo Mundial de Lucha Libre)と業務提携を結ぶことを発表しました。このニュースは、CMLLの情報番組『CMLLインフォルマ』にスターダムの代表取締役社長、岡田太郎氏が出演して伝えられました。この提携は、女子プロレスにおける国際的な展望をさらに広げる重要なステップとして位置づけられています。
長年の信頼関係に基づく提携
スターダムを傘下に持つ株式会社ブシロードは、新日本プロレスとのパートナーシップを2009年から続けており、15年以上にわたって両団体の選手交流や共同イベントを行ってきました。CMLLとの新たな提携は、これまでの日本とメキシコのプロレス間で築かれた深い信頼に基づいています。特に、女子プロレスに対する近年の関心の高まりは、グローバルなエンターテインメントとしての発展を促進させる大きな要因と考えられています。
この提携を通じて、スターダムは女子ルチャリブレの市場を開拓し、文化交流を推進することが期待されています。日本の女子プロレスは、これまでの伝統に基づきながらも、新しいスタイルや価値観を取り入れており、CMLLとのコラボレーションによって更なる進化を遂げることが予想されます。
両国のプロレス文化と架け橋となる人物
今回の業務提携実現には、特にOKUMURA氏の貢献が大きいとされています。彼はCMLLでの長年の活躍を通じ、日墨のプロレス文化の交流を盛り上げてきた人物であり、外務大臣表彰を受賞した実績もあります。また、CMLLと日本女子プロレス界の架け橋としての役割を果たしてきたLADYSRING代表の泉井弘之介氏も、提携の実現に多大な影響を与えています。
OKUMURA氏の努力により、メキシコにおける日本人レスラーの地位向上が進み、特に女性レスラーたちが新たなチャンスを得る舞台が整いつつあります。両国の文化とスポーツが交差する場としての役割が期待されるスターダムとCMLLの提携が今後どのような展開を見せるのか、ファンの間でも注目が高まっています。
未来を見据えたスターダムの展望
スターダムはこの提携を通じて、CMLLとの選手交流を進め、女子プロレスを国際的に発展させることを目指しています。さらなるエンターテインメント価値の創出に向けて、積極的に取り組む意向を示しています。
スターダムとCMLLの提携は、女子プロレスの未来に明るい光をもたらすことでしょう。これからの展開に期待し、両団体の成長を応援していきたいと思います。
CMLLとスターダムの基本情報
- 団体名:CMLL(Consejo Mundial de Lucha Libre)
- 代表者:Salvador Lutteroth Lomeli
- 所在地:メキシコシティ
- 団体名:スターダム
- 代表者:岡田太郎
- 所在地:東京都中野区中央1-38-1住友中野坂上ビル4階
(C)CMLL/Alexis Salazar