株式会社こんにちハローがNTT西日本のプログラムで新たな声の翻訳に挑む

株式会社こんにちハローが新たな出資を獲得

東京都中央区に本社を置く株式会社こんにちハローは、NTT西日本が主催する出資確約型プログラム「Spark-Edge For Next Challengers」に採択されました。このプログラムは、新たなビジネスモデルやテクノロジーを持つ企業の成長を支援し、NTTファイナンスからの資金提供を受けることが保証されています。

こんにちハローの取り組む動画翻訳サービス

こんにちハローは、AIと人の監修を組み合わせた動画翻訳サービス「こんにちHELLO」を展開しています。このサービスは、従来よりも迅速でコスト効率に優れ、動画内の話者の声や唇の動きを他言語で自然に再現することができます。声の抑揚や感情まで表現可能で、アニメや映画、ゲーム、観光ガイド、教育教材まで幅広いジャンルでの利用が見込まれています。

今回の出資により、NTTグループの技術力を活かし、音声AI技術との連携が進むことで、多言語対応の拡充が期待されます。特に、リップシンク精度や品質の向上が図られ、ユーザーに対してよりリアルで臨場感あふれる翻訳コンテンツの提供が実現します。

NTTグループの共創プログラム

NTT西日本が運営する「Spark-Edge For Next Challengers」は、オープンイノベーションの場「QUINTBRIDGE」で実施されています。このプログラムに参加すると、技術・資金面の支援を受けながら約3ヶ月をかけて商品検証を行い、事業化を図ることが可能です。実際に、特定のニーズに応じたデモ環境を活用し、迅速に事業展開できる体制が整っています。

未来の展望

こんにちハローは、声の生成・翻訳技術を世界市場へ展開することにより、異文化間のコミュニケーションを促進することを目指しています。また、コンテンツホルダーの権利を守りつつ、作品のグローバル流通をサポートします。

さらに、NTTの通信インフラを活用した安全な音声合成・配信サービスを提供し、著名なIP（キャラクターや声優）を用いた多言語展開や企業メッセージの翻訳における幅広い応用を追求します。

代表取締役CEOのコメント

こんにちハローの代表取締役CEOである早見星吾は、「このたび、NTTグループという信頼性の高いパートナーシップを築けたことを非常に光栄に思います。私たちは、声を通じて文化や感情、そして人々を結びつける未来を実現し、コンテンツホルダーの価値をグローバルに展開することに貢献したいと考えています。」と述べています。