物価高の今、消費者が求める「メリハリ消費」の実像とは
17LIVE株式会社が行った『初夏の消費動向調査2026』の結果が発表されました。この調査は、日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE」のユーザーを対象に、物価高の影響下での消費行動を探るものです。調査結果からは、従来の節約志向とは一線を画す新しい消費のトレンドが見えてきました。
支出と節約意識の高まり
調査結果によると、8割以上の人々が何らかの形で支出や節約を意識しています。「節約を重視したい」と考える人が41%を占める一方、楽しむことやご褒美も大切にしたいというバランス感覚が特徴的でした。このような消費者は、単なる節約に留まらず、生活の満足度も重視しながら支出を見直しています。特に「健康」と「趣味・娯楽」は、生活を豊かにするために削ることができない支出として挙げられました。
消費を支える「削れない支出」
調査において、「削ることができない支出」を尋ねたところ、「健康」が27.6%で最も多く、「趣味・娯楽」が25.6%を占めました。さらに、推し活や外食も多くの人にとって重要な支出となっており、物価高が続く中でも自分らしい生活を支えるための「メリハリ消費」が全体に広がっていることがわかります。これは、日々の生活の充実感や満足感を求める消費者の実態を反映しています。
旅行需要の高まり
夏に向けて「旅行意向」を持っている人は約42%に達しており、その予算も「3万~5万円未満」が最も多い結果となりました。高額な旅行を避け、手頃な費用でリフレッシュを楽しむ“ご褒美旅行”が注目されているようです。旅行を「特別なイベント」としてではなく、日常生活の中での癒しや楽しみと捉える人が増えてきていることが伺えます。
ライブ配信が消費行動に与える影響
興味深いのは、17LIVEユーザーの中で、ライブ配信を通じて旅行先や飲食店に興味を持った人が52.3%に上ることです。リアルタイムで配信される体験談は、視聴者にとって非常に魅力的で、実際に行動を起こすきっかけとなるようです。ライブ配信の中で得られるリアルな情報は、旅行の計画や飲食店の選択に重要な役割を果たしています。
広告よりもリアルな体験が信頼される時代
興味深いことに、アンケート結果では約3人に1人が「ライブ配信の方がCMや広告より信頼できる」と回答しました。配信者自身が経験したことを伝えることで、消費者にとって信頼性が高く、リアルな情報源となっていることが分かります。情報収集の在り方が変化している今、本物の体験がより重視される傾向が鮮明です。
この調査を通して、物価高に対する消費者の対応が見えてきました。メリハリを持って支出を見直し、必要なものはしっかりと確保するという姿勢が、今の時代には求められているのかもしれません。今後の消費動向にますます注目です。