浅草九劇 Boost Projectに選ばれた3団体の魅力
浅草九劇が新たに立ち上げた「Boost Project」。このプロジェクトは、才能あるクリエイターたちが新たな作品に挑戦する姿をバックアップする取り組みです。2023年の発表によると、厳正な選考の結果、見事に選ばれた3団体をご紹介します。彼らの作品に込められた思いや特徴に迫ります。
まず1つ目の団体は、
キルハトッテです。彼らは劇作家・演出家の山本真生さんと俳優の吉沢菜央さんで構成されています。キャッチコピーに『あるかもしれない'きっと'を切って貼ってコラージュする』とあるように、身近にある面白さを独自の視点で切り取り、観客に新たな発見を提供することを目指しています。2026年11月19日から22日まで上演予定の作品「そろそろダンス。」では、「あたたかハルヒ」というアイドルの卒業コンサートを題材にした、感情豊かなストーリーが展開される予定です。
次にご紹介するのは、
カワモ倶楽部です。この団体は、実際に起きた出来事を題材にした実録演劇に特化し、観客に深い感動を与えることを目指しています。2026年11月25日から29日の公演では、まだタイトルが決まっていな作品が披露される予定ですが、川面千晶さんが自らの体験を基にした物語に挑むということで、非常に期待が高まっています。
最後に、
劇団スポーツをお届けします。この団体は、内田倭史さんと田島実紘さんによって2016年に設立され、変化を恐れる人々の心理をコメディタッチで描くことを目指しています。2026年12月2日から6日まで上演される「九蓮宝燈の夜」では、麻雀を題材にした斬新な演劇が展開されるため、観客の関心を引くことでしょう。
これら3団体に共通するのは、独自の視点を持ちながらも、第9劇場がそれを後押しするという点です。「浅草九劇 Boost Project」は、ただ新しい作品の創出を目的とするのではなく、クリエイターたちがやりたいことを実現できる場を提供しています。公演の詳細は、浅草九劇の公式サイトやSNSにて随時発表される予定ですので、ぜひチェックをお忘れなく。
浅草九劇の特徴
浅草九劇は、2017年に開業し、以降「人を育む劇場」をコンセプトに、多彩なエンターテインメントを発信してきました。これまでに多くの才能あるアーティストたちがこの場を利用しており、新たなクリエイティブな挑戦をサポートしています。具体的には、劇場利用料の一部負担や、制作スタッフの紹介、広報サポートなど多岐にわたる支援を行っています。演劇だけではなく、ダンスや音楽ライブ、落語の会など、様々な形で文化を支えています。
これからも、浅草九劇は新しい時代のエンターテインメントを発信し続けることでしょう。これからの公演に注目し、数々の才能が花開く様子をお楽しみに!