上七軒歌舞練場でひらかれる秋の「寿会」に注目！

上七軒歌舞練場で彩る秋の舞台「寿会」

2025年11月12日（水）から11月18日（火）まで、京都市の上七軒歌舞練場にて、『第74回寿会（ことぶきかい）』が開催されます。一般公開されるこの舞台は、日常では見ることのできない特別な体験となります。チケットは9月16日（火）からカンフェティにて販売が開始されます。

上七軒の芸妓と舞妓たちが繰り広げる華やかな舞踊の数々は、秋の訪れを告げる素晴らしい機会です。「寿会」は、彼女たちが日々の稽古で培った技を披露する舞台で、年齢や経験に関わらず、若手の初々しい姿や、熟練の境地が表現された演目を楽しむことができます。これまでの多くのお客様に愛されてきたこのイベントは、毎年感動と驚きを与えてくれます。

多彩な演目のラインナップ

本年度の演目は、日本舞踊の魅力を存分に楽しませてくれる内容です。例えば、「舌出し三番叟」は、平和と繁栄を祝うおめでたい舞で、ユーモアが滲み出る印象を残します。一方、「青海波」では清元の旋律に合わせて、絶妙に舞う姿が品格を感じさせ、観客の心に深い静寂をもたらします。

また、「峠の万歳」は出会いと別れをユーモラスに描いた作品で、観客に温かい感情を呼び起こします。そして「アタマ山」では、滑稽な物語が舞台上で軽やかな舞に乗せられ、観衆の笑顔を引き出します。

観客が日本舞踊に触れるのが初めてでも、心配は無用です。所作や音楽、衣裳、そして舞妓たちの表情が、言葉を超えた物語を私たちに語りかけます。

会場の魅力

さらに、舞台が行われる上七軒歌舞練場そのものも、一度足を運ぶ価値がある魅力的な場所です。歴史を感じさせる木造建築は、特別な空間として多くの人々を魅了してきました。この場所に入ると、現実から切り離された静けさと豊かな雰囲気が広がり、観客を優雅な世界へと誘います。

今年も秋の特別なひとときを、京都・上七軒で心ゆくまでお楽しみいただけます。伝統文化の美しさと、心温まる物語を体感できるこの機会をお見逃しなく！