九州初のWHILL導入
2025-06-24 11:59:48

九州初の試み!特養ホームとWHILLが作る快適な移動環境

九州初の近距離モビリティ導入



福岡市に位置する特別養護老人ホーム「りんごの丘」が、近距離モビリティ・WHILLを導入することになりました。この取り組みは、福岡県の社会福祉法人そよかぜの会とWHILL株式会社の協力によるもので、九州地方で初めての試みです。免許不要で歩行区域を走行できるこのモビリティは、利用者様の移動の負担を軽減し、同時にスタッフの介護負荷も下げることを目的としています。

高齢化社会のニーズに応える



日本の高齢化率は急速に上昇しており、2024年には高齢者の割合が30%に達する可能性があります。また、要介護や要支援認定を受けている人数も増加しており、社会全体の介護人材が不足しています。このような背景を受け、特養ホームではスタッフが利用者様に付き添うケースが多く、結果として介護士の負担が増大しています。この問題を解決するために、歩行領域での自立移動を可能にするWHILLの導入が期待されています。

利用者様の尊厳を守る介護



そよかぜの会は、「尊厳と自立」をモットーに活動しています。りんごの丘では、居心地の良い空間を提供し、利用者様が自宅と同じ感覚で過ごせるように心掛けています。その一環として、WHILL Model C2を導入することで、利用者様が自分でコントロールできる移動手段を手にすることができます。

このWHILLは、安定した走行性能と小回りが利く特性を持っており、段差も問題なく越えられます。利用者様はこのモビリティを使って施設内外を移動することで、より自由な生活を楽しむことができるのです。

スタッフの負担軽減と関係向上



WHILLに乗ることで、スタッフの介助の必要が減少し、移動時のリスクも低下します。また、ご家族が訪れた際も、介助式の車椅子ではなくWHILLを使用することで、利用者様との距離が近くなり、一緒に散策する楽しみを感じられます。こうして、全ての関係者が過ごしやすい環境が整い、持続可能な介護福祉の実現を目指しています。

具体的なサービス内容



このモビリティサービスは、2025年7月3日から実施され、りんごの丘に入居する利用者様だけでなく、ショートステイの方々やそのご家族も利用できます。利用可能な範囲は、基本的には施設内とその周辺ですが、利用条件として115kg以下であり、乗車時に足が足置きに届くことが求められます。

安全な運用体制



施設スタッフやご家族が利用の可否を適切に判断し、安全に運用するための体制が整えられています。これにより、WHILLを利用する際の安心感も高まり、全員が気持ちよく過ごせる環境が確立されます。

まとめ



りんごの丘とWHILL社は、これまでにない移動体験を提供し、高齢者のQOLを向上させることを目指しています。この取り組みは、未来の介護福祉の在り方を示すものとして、多くの関心を集めています。ぜひ、九州での新しい介護の形を体感してみてください。


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