心の旅をオンラインで届ける「こころだま公演」
日本生命の協賛のもと、心魂プロジェクトが2014年から取り組んできた「こころだま公演」が、今回は特別にオンラインで一般公開されます。この公演では、特に病院や自宅で過ごす難病児や障がい児、きょうだい児のために、視覚と聴覚を楽しませる素晴らしい歌とダンスの数々を提供します。これにより、子どもたちは自宅にいながらにして、まるで世界を旅しているかのような「ワクワク」した感覚を味わうことができます。
プロジェクトの背景
心魂プロジェクトは、難病を抱える子どもたちに本格的なパフォーマンスを届けることを使命としており、これまで特別支援学校や医療機関、各種施設を訪問して、のべ698団体に対して845回の対面公演を行ってきました。その実績を踏まえ、2025年度には日本全国12か所での公演を行う予定です。
プロジェクトの理念は、「共存共栄」と「相互扶助」であり、未来世代や多様性、地球環境に配慮した社会課題の解決に貢献しています。これに共感した日本生命は、継続的にこの活動をサポートしているのです。
オンライン版公演の概要
2025年12月21日(日)に放送されるオンラインイベントは、Facebookの心魂公式ページでライブ配信されます。申込み不要で視聴できるため、多くの方々に参加していただけます。対象は、当事者や支援者、さらには一般の方々も含まれており、その料金は全て無料です。さらに、2026年2月23日(月・祝)にはYouTubeでの限定公開も計画されており、事前申込者には特典も用意されています。
公演内容
当日のプログラムには、「歌とダンスでめぐるワールドツアー」というテーマのもと、世界各地をイメージした楽曲や振り付けが盛り込まれます。このパフォーマンスは、プロのパフォーマーによるもので、劇団四季や宝塚歌劇団出身の俳優たちが、リアルなステージの感動を届けることを目指しています。オンラインという利点を生かし、病院にいる子どもたちも自宅で受けられる体験を実現しています。
オンライン開催の意義
「こころだま公演」は単なるパフォーマンスに留まらず、心のコミュニティを育む場でもあります。病気や障がいを抱える子どもたちにとって、再び公演を体験できる機会は非常に貴重です。彼らへのメッセージは「あなたはひとりじゃない」という思いで、常に繋がりを感じられるよう工夫されています。そのため、視聴者がコメントを通じて公演に参加できる仕組みも整えられています。
このようにして、自宅や病室にいる子どもたちにとっての「心の居場所」を提供し、共に生きる感動の時間を共有することを目的としています。
これからの展望
心魂プロジェクトは、今後も日本全国の難病児・障がい児に「心が動く体験」を届け続ける所存です。オンラインの力を借りて、より多くの子どもたちとそのご家族に直接触れ合う機会を増やし、自宅にいながらも本物の芸術を身近に感じられる環境を作り出していきます。
心の響きを大切にしながら、各地での活動や公演を通じて、子どもたちの心を揺さぶる体験を提供することに、私たちは全力を尽くします。これからも「こころ揺さぶる劇場体験」を一緒に楽しみましょう!