『白い輪、祈り』
2025-03-10 11:42:22

東京演劇アンサンブル創立70周年記念公演『白い輪、あるいは祈り』が開幕!

東京演劇アンサンブル創立70周年記念公演『白い輪、あるいは祈り』



2025年3月19日から23日まで、東京都港区の俳優座劇場で創立70周年を迎える東京演劇アンサンブル(TEE)の記念公演『白い輪、あるいは祈り』が上演されます。この作品は、著名な劇作家・運演出家である鄭義信が手がけ、ブレヒトの『コーカサスの白墨の輪』にインスパイアされたものです。かつて韓国国立劇場で上演された韓国唱劇『白墨の輪』がプロジェクトの基盤となっています。

この公演はTEEの歴史において非常に意義深いものであり、特に最後の新劇場で行われている点が注目されます。俳優座劇場は2025年4月に閉館することが決まっており、TEEにとってはその象徴的な舞台での公演となるのです。また、今回は新しいスタッフとのコラボレーションが行われ、多様な視点で新たな創作が試みられています。これらの新しい要素が発揮されることで、TEEの今後の活動にも刺激が生まれることが期待されます。

平和への祈りを込めた作品



鄭義信は、作品を通じて現在の世界の矛盾や戦争を描き出します。ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナに見られるような現代の紛争は、私たちが直面する課題であり、これに対する強いメッセージが込められています。彼がブレヒトの作品を独自の視点で解釈し、普遍的なテーマを掘り下げることによって、この作品はどの時代にも通じる力を持っています。

公演準備においては、スタッフが初めて集結するだけでなく、新たな表現方法が試みられる点も特筆すべきです。演出、音楽、舞台美術、衣装、照明、音響、振付など、多様な分野の専門家が参加し、互いにアイデアを交わし合いながら新たな舞台作品を形成しています。このような環境が、演劇活動に新たな息吹をもたらすことでしょう。

公演詳細



  • - 公演名:東京演劇アンサンブル『白い輪、あるいは祈り』
  • - 公演期間:2025年3月19日(水)〜2025年3月23日(日)
  • - 会場:俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)
  • - チケット料金
- 一般:4,300円(Low Price Day:3,000円)
- U30:3,300円(全席自由・税込)
- カンフェティで特別割引:1,000円引き!

公演スケジュールは、19日19:00、20日14:00・19:00、21日14:00・19:00、22日14:00・19:00、23日14:00となっており、開場は開演の30分前。お早めにチケットを確保してください。

最後に



東京演劇アンサンブルは、1954年に設立された社会派劇団です。演劇を通じて社会問題に光を当て、マイノリティの声を届けることを使命としています。創立70周年という節目を迎えた今、この『白い輪、あるいは祈り』を通じて、さらなる可能性を感じさせる作品が生まれることを期待しています。観客一人ひとりに深く響くメッセージを届けるこの作品に、ぜひご期待ください。


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