伝説のパンクシーンを振り返る
2025年2月7日、世界的に評価されるジャパニーズハードコアの歴史を追ったドキュメンタリー映画『ちょっとの雨ならがまん』の監督、安田潤司さんの初の単著、『パンクス 青の時代』が出版される。この本は、日本の80年代パンクシーンを深く掘り下げた貴重な資料とともに、彼の自伝的な要素を含む内容となっている。
予約開始から完売!
本書のサイン入り版は、予約開始からわずか一夜で200冊が完売するほどの人気を誇る。その理由は、安田監督が21歳の時に監督した『ちょっとの雨ならがまん』というデビュー作の影響力に他ならない。この作品は1984年に初公開され、劇場やライブハウスでの上映を通じて、約5万人の観客を動員した実績を持っている。
1980年代のパンクシーンを鮮やかに再現
1981年に突如として誕生した日本のハードコアパンクシーンは、GAUZE、G.I.S.M.、THE COMES、THE EXECUTEなどのバンドを中心に急激に台頭した。続けてTHE STALIN、町田町蔵、ZELDA、じゃがたらの登場により、シーンは一層盛り上がりを見せた。本書では、当時の未公開写真や貴重な資料も多数掲載されており、パンクシーンの「記憶」と「記録」を本格的に振り返る内容となっている。
安田潤司の多彩なキャリア
安田潤司さんは、1962年に生まれ鹿児島と横浜を拠点に活動している映画監督であり、作家でもある。デビュー作『ちょっとの雨ならがまん』により、彼は映画界での地位を確立し、その後も多くの音楽関連作品を手がけた。1996年には、世界の音楽を紹介するNHKの番組『TOKYO DEEP』を監督し、30カ国以上で取材を行った実績を持つ。さらに、桜井章一に師事し、Vシネマ「雀鬼」シリーズの制作にも参加している。
書誌情報と購買詳細
『パンクス 青の時代』は、安田潤司氏による魅力的な書籍であり、ブックデザインは佐々木暁氏が手掛けている。四六変型・並製で360ページ、予価は2,600円(税抜)。ISBNは978-4-86647-237-9として、株式会社ディスクユニオンから出版される。
この日を待ち望んでいたファンや、当時のシーンを振り返りたい方々にとって、絶対に手に入れたい一冊となるだろう。本書の詳細は、ディスクユニオンの公式商品紹介ページで確認できる。日本のパンクシーンの歴史を深く知るための必携書として、ぜひ手に取ってみてほしい。