岡山の環境ベンチャー
2025-10-28 14:31:03

岡山発の環境ベンチャーが東京・埼玉に新たな挑戦を開始

岡山発の環境ベンチャーが新たな挑戦を!



次の灯株式会社は、岡山で生まれた環境ベンチャーであり、2018年に設立された後、様々な逆境を乗り越えながら成長を続けてきました。創業当初は西日本豪雨の影響で社屋やプロダクトを失うという困難を経験しましたが、その経験が地域支援活動へとつながり、リスタートを果たしました。

逆境を跳ね返した企業精神


次の灯の取り組みは、使われた物に新しい命を吹き込むこと。具体的には、ディーゼル車の排ガス浄化装置やEVバッテリーの再生などを手掛け、国内外の多くの注目を集めています。

7年の道のりを経て、自社のミッションである「環境と人の関係性」というテーマで、サーキュラーエコノミー、すなわち循環型経済の分野で確かな実績を築いてきました。

循環型経済の構築に向けた新たな拠点


最近では、脱炭素や資源循環の重要性が増す中、次の灯は東京都品川区と埼玉県入間市に新たな拠点を設立しました。この拠点は製造と物流を近接させることで、時間・コスト・環境負荷を同時に改善する新しいモデルを目指しています。

企業間の連携を速やかに行うことも拠点設立の一つの目的です。首都圏に位置することで、供給チェーンの最適化を図り、在庫回転率や輸送効率を大幅に向上させることを狙っています。

「社会価値×経済価値」の両立


次の灯は、CO₂削減量や物流効率など、定量的なデータを可視化し、企業パートナーとの協力を通じて社会的なインパクトを広げていく方針です。製造と物流、再資源化が一体となった「循環型サプライチェーン」を社会に根付かせることで、持続可能な未来を実現しようとしています。

東京オフィスの魅力


新しく設立された東京オフィスは、次の灯の理念やビジョンを体現する空間となっています。ブランドステートメントを壁面にあしらうことで、社員は日々「なぜこの仕事をするのか」を自然に思い出せる設計がされています。そして、開放的な空間を提供するために、ガラスパーテーションや企業カラーを基調とした色使いにもこだわっています。

未来に向けた展望


次の灯は今後、大学や自治体、地域企業と協力して環境技術やリサイクル技術を地域に根付かせるプロジェクトを進めていく予定です。具体的には、廃棄物リサイクルの高度化や、新素材の再利用技術の開発に向けた共同研究を行い、地域の実情に即した実証実験を進めていく計画です。

さらに、国内外における循環型資源ネットワーク構築も加速させ、自動車部品やバッテリーなどを「再生資源」として流通させることで、環境負荷の低減や経済循環の実現を目指します。

社会の常識を変える存在へ


代表取締役の黒川聖馬氏は、「壊れたら捨てるという常識を変えること」を目指しており、新拠点の開設はその実現に向けた第一歩であると語ります。次の灯は、岡山から全国、さらには世界へと持続可能な社会の仕組みをデザインし、広げていく挑戦を続けます。


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